願うのは私に禁じられたこと

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  • サイズ 46判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163921303
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

出版社内容情報

 だから私は、彼を監禁する──。

 韓国で累計150万部。
 20代30代の女性読者に支持され続け、
 破壊力では『82年生まれ、キム・ジヨン』を超える
 と評される韓国女性文学最大の問題作。

 女性のための電話相談員を務める大学院生カン・そんな彼女には大きな計画があった。男に対する幻想を女に抱かせる男に復讐するために、人気男優ペク・スンハを拉致し、監禁する。それは男たちが女たちにやってきたことであり、知性に秀でる自分が挑むに足る完全犯罪だから。そう彼女は信じる。

 そして周到な準備が完了したある日、カン・ミンジュはペク・スンハを誘拐する。ソウルの集合住宅の一室で、奇妙な監禁生活がはじまって……。

 1992年に発表されるや、韓国で激烈な賛否両論を引き起こした本書は、刊行以来、韓国の若い女性読者の支持を受けて版を重ね、現在では累計150万部を達成。韓国女性文学最大の問題作、ついに日本解禁です。



【目次】

内容説明

『82年生まれ、キム・ジヨン』にさきがけた痛々しくて挑発的な、韓国女性文学の名作。現在も版を重ね、韓国で150万部を記録、いまも読まれつづけている。女性のための電話相談所で相談員を務める大学院生カン・ミンジュ。彼女は毎日かかってくるDVや性暴力などの被害の声に耳を傾ける。女性の不幸を採集するためだった。そんな彼女には大きな計画があった。男に対する幻想を女に抱かせる男に復讐すること―人気俳優ペク・スンハを拉致し、監禁する。それは男たちが女たちにやってきたことであり、知性に秀でる自分が挑むに足る完全犯罪だから。周到な準備が完了したある日、カン・ミンジュはペク・スンハを誘拐する。そして集合住宅の一室で、奇妙な監禁生活がはじまって…。

著者等紹介

梁貴子[ヤングィジャ]
1955年、全羅北道全州市で生まれ、文芸特待生として圓光大学校国文学科に入学。卒業後、1978年「再び始まる朝」で『文学思想』新人賞を受賞して文壇デビューを果たす。1987年に『ウォンミドンの人々』(邦訳・新幹社)で柳周鉉文学賞、1992年「隠れた花」で李箱文学賞、1996年「熊物語」で現代文学賞、1999年「沼」で21世紀文学賞を受賞

小山内園子[オサナイソノコ]
韓日翻訳者。東北大学教育学部卒業。NHK報道局を経て、延世大学校などで韓国語を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kibita

15
主人公カン・ミンジュが、韓国の家父長制やミソジニー、そして男社会そのものに真正面から拳を叩き込んでいく鋼鉄拳だとすると、『82年生まれ、キム・ジヨン』はマシュマロだ。もちろん、マシュマロだから弱い、という意味では全然ない。同じく女性を取り巻く社会の不平等を描いていても、これほど闘い方が違うのかと思う。p203「韓国のことわさでは、干鱈と同レベルのものをあえて女性という性に限定していますが(韓国のことわざに、「女と干鱈は三日に一度ずつ叩いてこそ味が良くなる)、…こんな内容が諺になるのか。2026/08/08

いっこ

6
心理学専攻の院生カン・ミンジャは、DVや性暴力に苦しむ女性のための電話相談員を務める。その目的は、女性達の「不幸」を集めることにあった。母と共に暴力的な父親から逃れてきたミンジャは、男性に対する復讐心を胸に滾らせている。サイコパスのような思考回路だが、監禁した男優との関係が少しずつ変化していき、ミンジャの心は揺らぐ。自分以外の女性には能力がないとし、支配下にある男性たちを奴隷の如く扱うなど、フェミニズムだけでは論じきれない心理に、いろいろと考えさせられる。その意味では「キム・ジヨン」より複雑である。2026/10/01

みっちゃん2

6
誘拐される話です。2026/09/08

nekomurice

6
ただただ狂ってるとしか… 俳優さんを監禁した後も 何がしたいのかわからないまま読み終わったけど、 最後まで自分には彼女の意図が読み取れなかった。2026/08/12

Red-sky

3
女に幻想を抱かせる男に復讐をするという名目で今一番人気のある映画俳優を誘拐するところから物語は始まる。かなり自己が肥大化し、“女性解放という机上の空論で世間が変わると信じている人たち”より自分は上にいる人間だと考え、自らの計画、信念が完璧だと信じて遂行していく主人公。ハイカロリーすぎて1章ずつ時間をおいて読まないといけないほどだった。結末は気になるけど読むのにエネルギーがいる小説だった。カン・ミンジュがどのような結末を計画し望んでいたのかも気になるけれど。「女と鱈は3日に1度叩いてこそ味がよくなる」2026/08/21

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