出版社内容情報
「ごはんを食べてくれる人がいるだけで、私は私のまま、
ただ生きているだけでいいのかもしれないと素直に思えた――」
新しい家庭料理を提案し続ける人気料理家、はじめてのエッセイ集。
*****
幼少期から食べることが大好きで、子役時代も食欲に抗いながら仕事に打ち込んできた。しかし、高校生になったころからなかなかオーディションに受からなくなり、自分が何を食べたいのか、何なら食べられるのか、それすらわからなくなった。
そんなときにレシピ本に出会い、どんどんその世界に魅了された。作りたいレシピの数が増えていくうちに食事をとれるようになり、家族や友人に料理をふるまうようにもなった。
かつて夢中になっていたこと、思春期に思い悩んでいたこと。今まで体験してきたことすべてのことがこうして「あのレシピ」に生まれ変わった。
食べること、作ることとの出会いから、どのように救われてきたかまでを振り返りながら紐解いていく、29本の書き下ろしエッセイ。
風邪の日に食べる母の餃子/休日に父が作るお好み焼き/友達に作ったおにぎり/休日に夫と食べる名前のない料理……
思い出に紐づくレシピを17種収録。
【目次】
はじめに
■第1章 我が家のはなし
今日、何を作ろう/カオマンガイならいける/アメリカンリアクション/酒蒸しハンバーグ/名前のない料理/レシピ/神楽坂/カラオケと焼肉/醤油/味噌汁論争
■第2章 子どものころの食卓
ほめられたい/義実家/オーディション/風邪をひいた日のごちそう/祖母の真っ黒おにぎり/さくらんぼ/母の梅しごと/エンターテイナー、父/レシピ本との出会い/早取り人生/適量のススメ/塩分過多/試食の流儀/おせんべい
■第3章 友達とごはん
タコ セロリ アボカド/渋谷のカフェ/おにぎり/おもてなし未満/誰のために作るのか
あとがき



