もし血が流れれば―イフ・イット・ブリーズ

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もし血が流れれば―イフ・イット・ブリーズ

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  • サイズ 46判/ページ数 432p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163921068
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

 これは中編ではない、新作長編だ。
 表題作、堂々の原稿用紙550枚。
〝怖い方のキング〟面目躍如。
 モダン・ホラーの精髄たる長編+中編を収録。

 中学校で起きた爆弾テロ事件。心を痛めながら、そのニュースを見ていたホリー・ギブニーはふとした違和感に気づいた。あのレポーターはこの惨事が起きることを事前に知っていたのではないか? かつて邪悪なものと戦った経験を持つホリーは調査を開始し、おそるべきものの存在を知ることになる。(もし血が流れれば)

 念願の長編の構想が舞い降りてきた! 一気に執筆をするために山中の山荘にカンヅメになることを決めた大学教師だったが、嵐で山荘は孤立、ひどい風邪をひきこみ、朦朧とした意識のなかで奇怪なできごとを体験する……(ラット)。

 恐怖製造人が、また新たな邪悪を生み出した。怪異と恐怖満載の1冊!



【目次】

内容説明

〈恐怖の帝王〉の真骨頂が堪能できる!邪悪との対決を描く堂々たる長編サイズの表題作に、山荘で孤立した作家を襲う悪夢と病の物語「ラット」を併録。中学校に届けられた爆弾が爆発、多数の子供たちが死傷した。現場からのTV中継を心を痛めながら見ていた探偵ホリー・ギブニーは、ある違和感に気づく。カメラに映っているあのレポーターは、ひょっとするとこの事件が起こることをあらかじめ知っていたのではないのか?ホリーの疑惑は、やがて想像を絶する邪悪の存在に行きつくことになる。―「もし血が流れれば」。若き日に短編小説が評価されたものの長編小説が書けずに苦しむドリューに、ある日、長編の着想が舞い降りた。彼は父が遺した山荘に数日間こもり、執筆に専念しようと決意した。外界から隔離し、タイプライターに向かったドリューだったが、大嵐が近づきつつあり、ひどい風邪の症状に悩まされはじめて…『シャイニング』『ミザリー』など、作家にとり憑く狂気を書かせれば天下一の巨匠が筆力の限りをつくす「ラット」。現代最高の恐怖製造人がその才能を見せつける、”邪悪”と”恐怖”の傑作2編!

著者等紹介

キング,スティーヴン[キング,スティーヴン] [King,Stephen]
1947年、アメリカ、メイン州生まれ。1974年に『キャリー』で作家デビュー。恐怖小説をアクチュアルな現代小説に再生した「モダン・ホラー」の巨匠。ブラム・ストーカー賞、世界幻想文学大賞、エドガー賞など多数の賞を受賞、『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』『ミスト』など多数の作品が映像化されている

安野玲[アンノレイ]
英米文学翻訳家。主な訳書にキアヌ・リーヴス&チャイナ・ミエヴィル『再誕の書』(河出書房新社/共訳)、アンナ・カヴァン『眠りの館』『草地は緑に輝いて』(文遊社)、ジェイムズ・ブランチ・キャベル『土のひとがた』(国書刊行会)など

白石朗[シライシロウ]
英米文学翻訳家。主な訳書にスティーヴン・キング『フェアリー・ティル』『ビリー・サマーズ』(文藝春秋)、ジョン・グリシャム『判事の殺人リスト(新潮社)、イアン・フレミング『007/ロシアから愛をこめて』(東京創元社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

89
キングの「チャックの数奇な人生」に続く中編2作が収められています。「もし血が流れれば」と「ラット」です。やはりこちらのほうがキング本来の怖さがあって楽しめました。前作は「アウトサイダー」の主人公のホリー・ギブニーが引き続いての登場で今後もキングの作品には収められているようで楽しみです。「ラット」は「ミザリー」の系譜をひくと書かれていますが、後半にかなりキングらしさが出てきます。2026/06/04

アーちゃん

42
2020年発表、2026年発行。第四中編集『If It bleeds』二分冊の一冊。収録柞は表題作と「ラット」の二編。こちらは”怖い方のキング”で『アウトサイダー』続編。2021年、長期旅行から帰宅したラルフ刑事に届いていたUSBメモリー。報告書の形で届いた内容は、ホリー・ギブニーが邪悪な存在と戦った軌跡だった。直前に『アウトサイダー』を読んでいたのですんなりと物語に入る事ができたけれど、原稿用紙550枚は長かった。ホリーの母シャーロットは結構な毒親。また「ラット」はキングらしい中編。作者あとがきあり。2026/06/16

本の蟲

14
悲惨な爆破事件現場を報道する有名キャスターに疑いを持った私立探偵ホリー。彼が事件の真犯人であり、今まで遭遇した人ならざる者の同類の可能性が…。多くのキング作品での準レギュラー、ホリー・ギブニー主人公の表題作と、映画化した『チャックの数奇な人生』と対を成す短編収録。と言っても、ホリー登場の作品群未読。繊細だが、タフに成長したホリーが、今まで乗り越えてきた困難。若く未熟だった時代の過去話が非常に気になる。いずれ必ず読む予定だが、とりあえず今月中にまず『チャックの数奇な人生』を手に取る2026/06/10

そら

6
キングの中編集の後半2作。 『アウトサイダー』の後日譚になる『もし血が流れれば』と、長編を執筆するために山籠りする『ラット』。どちらも読み応えがあって、中編集前半の『チャックの数奇な人生』とは全く色が違って面白い。 キングもお気に入りのホリー作品が翻訳されるようなので今から楽しみ。2026/06/03

teddy11015544

5
表題作はホリー・ギブ二-もの。アウトサイダーの続編とあったが、記憶にない。本棚をチェックすると既に読んでいる、ようだ。すっかり忘れているのがなぜなのかは謎だけど、いつもながらに面白かった。ITにもつながるような話で、アウトサイダーはこれから再読してみよう。ラットも良かった。2026/06/12

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