『機動警察パトレイバー』寿司屋の後藤

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『機動警察パトレイバー』寿司屋の後藤

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163920979
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

後藤隊長が寿司屋に!?

あの日から30年、元・特車二課第二小隊隊長・後藤喜一は、寿司屋になっていた!?

後藤が、熱海で営む小さな寿司屋。

店にたむろする愛すべき常連たちと、そこを訪れる旧・特車二課の面々。

遊馬、野明、太田、進士、山崎、香貫花……そしてあの人も――

彼らは何を語るのか――?


――――――


熱海の路地の先にある小さな寿司屋。

日本有数の温泉地――熱海駅から徒歩3分ほどの路地裏の店だ。

ネットにも情報はほとんど載っていない。

駅近くの場所とはいえ、かなりわかりにくい。目印となる店の看板はない。

店の前に出された、さほど大きくもない黒板に店名が記されているだけで、

その情報からここが寿司屋である、とかろうじてわかるだけである。

――店主は半眼に閉じたような眠たげな目を向けた。70を少しすぎたくらいだろうか。 ふんだんにある頭髪は見事に白く、やや猫背で威勢のよさは微塵もない。

「うちはマグロもサーモンもありません。どっちもこのあたりでは揚がらない魚なんで、地のものしか扱ってないんですよ。すみませんね」

言いながら、客を見ることもなくまな板を拭いている。

(第一話 「店の名は」 より )






【目次】

内容説明

脚本家自ら描くシリーズ正統(?)続編。あの日から30年―元・特車二課第二小隊隊長 後藤喜一は、熱海で寿司屋を営んでいた。店にたむろする愛すべき常連たちと、そこを訪れる特車二課の面々。彼らは何を語るのか―?

著者等紹介

伊藤和典[イトウカズノリ]
1954年12月24日生まれ、山形県出身。1982年、TVシリーズ『うる星やつら』で脚本家デビュー。1988年スタートの『機動警察パトレイバー』ではシリーズ構成を担当し、『機動警察パトレイバー劇場版2』で毎日映画コンクールの「アニメーション映画賞」、「アニメグランプリ脚本賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Dash-Checker

55
パトレイバーのファンのために書かれたプレゼント。世界放浪の末に寿司屋となった後藤隊長のもとに、二課のメンバーが訪れ、本編のその後が描かれるといった体裁(熱海の地元客ばかりの話もある)。旧キャラがほぼ全員登場。パトレイバーはパラレル展開のマルチエンディングで、メンバーの運命も様々だが、こういう未来もあったと思わせてくれる一篇。いちばん幸せになったのが太田で驚いた。2026/07/24

magurit

53
読み始めは、なかなかエンジンがかからなかったが今日、急にスイッチが入った。第2小隊のメンバーが入れ代わり立ち代わり登場する様になり加速した。なかなか面白かった。色々なオマージュが重なり合わさり、上手い構成だ。著者は、「MM9」のドラマも作っている。そういうシーンもあって感心した。2026/07/14

ポルコ

53
ああもう、読みたい読みたいと思っていたけれど、やっぱりあの頃の特車二課の面々の絆が大好きなだけに、『その後』を知るのはちょっとつらい。あれから30年。その年月が重たい。けれど、物語を編んできた登場人物たちにも人生がある。生きる場所は離れてしまったけれど、再会した彼らは歳月の隔たりなど感じさせない空気感を漂わせていた。一読者としてうれしいのは、コミックで、アニメで、映画で、彼らの物語をいつでも追体験できること。何度だって特車二課に会える。泉野明参上!くふふ2026/07/13

ひさか

44
2026年6月文藝春秋刊。寿司屋のカウンターで交わされる会話劇で構成。14の章と横手美智子の解説を収録。大将の後藤と常連客とのとりとめのない会話が続くので、何だこれは!?となったがそのうち篠原遊馬が登場したのでなんとか進めた。それにしても、かつての第二中隊特車二課の話はわずかで隊員達のその後は少し知れるものの情報量は少なく、得るものはほとんどない。かつてのメンバーの消息が確認できるだけの筋立てでちっとも面白くない。まぁ後藤隊長単一フォーカスと考えるとマニアックでありかも。2026/09/07

kei-zu

39
えー、そうだったの!と思いながら読み進める。登場人物に流れた時間が寂しくもあるが、これは読者であるこっちにも流れた時間なのだ。皆さん、ご健勝で何より(いろいろあったようですが)。本書で初登場の寿司屋の常連さんも楽しく、私も混ぜてもらいたい。物語の最後、再会の場面ではただただ涙腺が緩む。2026/09/24

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