ぼけていく私

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  • サイズ B6判/ページ数 216p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163920924
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

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\102歳/
 愛子センセイ最後のインタビュー!!
「ぼけてるヤツを相手に一生懸命励ますなんてね、ナンセンスですよ。
励まされようなんて思った時点で、だめ。修行のし直し!」

佐藤愛子さんの自他を見る目は冷静で、全体にそこはかとないおかしさが漂う。ぼけかけているというのは「リップサービス」かのようなインタビューだった。
だが、体調を崩したと娘の響子さんから連絡があり、継続できなくなった。そこで響子さんと孫の桃子さんから見た佐藤さんについて語ってもらうこととなった。

桃子 九十代でぼけかけてるのに書くわけだから大変だよ。頼まれたら書くという責任感もすごく強い人だしね。
響子 締め切りが過ぎると、待ってくれという電話を人にさせるんです。母が言い訳の台本を書いて、私が「血圧が二百を超えて」とか言う。その隣に母が立ってるんです。
桃子 「三十八度の熱」とかも言ったね。

娘と孫が赤裸々に明かす「佐藤愛子」の家と仕事とお金と恋のこと

内容説明

「ぼけてるヤツを相手に一生懸命励ますなんてね、ナンセンスですよ。励まされようなんて思った時点で、だめ。修業のし直し!」娘と孫が明かす「佐藤愛子」の家と仕事とお金と恋のこと。

目次

「人生後半」はこわくない
長生きの秘訣はわがままがすべて
百二歳のおしゃれ道
作家の愛子と生身の愛子
百二歳のシスターフッド
百二歳の恋と愛
百二歳のお金の話
「卒母」できない
家の履歴書

著者等紹介

佐藤愛子[サトウアイコ]
1923年大阪府生まれ。甲南高等女学校卒業。小説家の佐藤紅緑を父に、詩人のサトウハチローを異母兄に持つ。69年『戦いすんで日が暮れて』で第61回直木賞、79年『幸福の絵』で第18回女流文学賞、2000年、65歳から執筆を始めた佐藤家3代を描く『血脈』の完成により第48回菊池寛賞受賞。15年『晩鐘』で第25回紫式部文学賞を受賞。17年旭日小綬章を受章

響子[キョウコ]
杉山響子 1960年生まれ。玉川大学文学部卒。両親の離婚後、母の佐藤愛子と暮らす

桃子[モモコ]
杉山桃子 1991年生まれ。立教大学文学部卒。「青乎」名義で、映像や音楽作家として活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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いつでも母さん

133
複雑な思いでページをめくる私。あぁ、なんて面倒なんだ「佐藤愛子」と「佐藤家」(笑)読まなきゃよかったの思いと、卒娘・卒孫を経て心から解放される事はきっとないだろうなぁと思ったりもした。せんせい、娘は貴女の分身じゃないのよ。って思うけれど、当事者にしかわからない濃~い事情もあるのだろう。ボケてくれたから出来るようになったと言う諸々。愛子先生要介護4・・我が母をチラチラ浮かべながらの読書時間だった。 2026/04/27

ひさか

30
週刊文春WOMAN2024年春号〜2026年春号掲載のものを2026年4月文藝春秋刊。愛子さんの体調不良のため、愛子さんへのインタビューは1/4で、残りは、響子さん、桃子さんへのインタビューとなっている。相変わらず愛子さんは楽しい。響子さん、桃子さんが語るエピソードも楽しいのだが、その場にいない愛子さんのことを考えると、愛子さん自身の言葉がないところに哀しみを覚える。いつまでもというのは無理なのは理解しているのだが…2026/08/25

檸檬の木

18
先日、102歳の天寿を全うされお亡くなりになられた佐藤愛子さんの娘の響子さんと孫の桃子さんが母親、祖母を一人の人間として赤裸々に語り尽くした一冊でした。おしゃれ、恋、愛からお金に纏わるエピソードまでインタビューもままならなくなったご本人に変わりお二人の対談が綴られる。特に偉大な母親を持った響子さんの人生はどんなんだったんだろうか?ここでは言い尽くせない心中は想像に絶するものがあったんでしょうね。図書館に予約中「憤怒の人」を読むのが楽しみになりました。2026/06/03

しのさー

16
読んでいると気分が悪くなって中盤あたりで読むのをやめようと思った ただ、前半に[物書きは、どう思われても構わない、という境地にいかなきゃだめ。そうでないと真実に迫れない。]とあったので何とか読み終えた 苦しい読書時間だった 娘さんに対して[私の子どもに生まれてきた運命だからしょうがない]なんて、当人からしたらたまったもんじゃない2026/06/15

takami

10
佐藤愛子さんの作品では、小説「血脈」とエッセイを何冊か読んだことがあります。この本では娘さんとお孫さんの視点から愛子さんのことが語られます。強烈な個性を持つ愛子さんの娘さん、大変そうだなぁ。小説では姉の早苗さんとは不仲な印象を受けたんだけど、実はそうでは無かった? お孫さんはしっかりしてそう。「血脈」の続きを読んでいる様な感覚になる本でした。2026/08/15

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