幸せな結末―大滝詠一ができるまで

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163920801
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「まあ、これが遺作だな。死後公開だ」
学芸会の劇ではいつも主役で、12球団全部のマークを自分で手描きした野球帽をかぶり、蓄音機でDJをやっていた少年時代。高2の夏の一目惚れから始まった一生の恋。岩手から上京し、細野晴臣の家に集い作曲を学んだ「はっぴいえんど」前夜。バンド解散後に手がけたCMソングがテレビで流れたときの喜び。ナイアガラ・レーベルを創設し、アメリカン・ポップスが大好きだった少年時代に原点回帰した「ロンバケ」の大ヒット。壁一面ビデオ・デッキで埋め尽くされた伝説の部屋。インターネットが一般的になる前からのめりこんでいたパソコン通信。放送直前に完成した完璧なドラマ主題歌――
1991年8月、「死後公開」を約束に、親交のあった著者が聞き手となって福生の仕事場に三日三晩泊まり込みで行われたロングインタビュー。カセット・テープに録音されて30年以上封印されていた「軽妙洒脱な語り」をそのまま活かし、深い愛情を込めて綴った、POPの頂点を極めた大滝詠一の知られざる素顔。

教師をしながら一人親で息子を育て、欲しがる雑誌は全て定期購読し、ラジオを与えて「大滝詠一」の礎を築いた母。新婚時代、ラジオ局が激安で放出した大量の中古レコードを「全部買えば」と鼓舞した妻……ふたりの女性の格好良さにも痺れ、朝ドラのような展開に心が熱くなるノンフィクション!

ぼくはこの3日間を記録した膨大なカセット・テープの山を棚の奥にしまい込み、内容をどこにも公開せずにおいた。
でも、大滝さんが突然逝去された2013年からもすでに10年以上。そろそろかな、と。
大滝さんの言葉をもう一度、まあ、超膨大な情報量のうちのほんの一部ではあるのだけれど、世紀を超えた今の空気の中に解き放ってみようと思う。(「第2章」より)

大滝さんは誰かを聞き手に立て、自分の考えを“証言”として残すことを好んだ。そうした意味で本書は、ぼくを聞き手に大滝さんが綴った記録帳のようなものなのかもしれない。(「あとがき」より)



【目次】

内容説明

「まあ、これが遺作だな。死後公開だ」一目惚れから始まった一生の恋、細野晴臣の家に集い作曲を学んだ「はっぴいえんど」前夜、ポップス好き少年に原点回帰した「ロンバケ」の大ヒット、ビデオ・デッキで埋め尽くされた伝説の部屋、放送直前に完成した完璧なドラマ主題歌―30年以上封印されていた音声をもとに描くPOPの頂点を極めた大滝詠一の知られざる素顔。

目次

第1章 Happy Endで始めよう:1997
第2章 槍が降ろうがブタ降ろうが:1948‐1960
第3章 カラーに口紅 KOパンチ 1960‐1963
第4章 アゲハー!アゲハー!:1963‐1966 Part1
第5章 ポケットが虹でいっぱい:1963‐1966 Part2
第6章 おっ、ゲット・トゥゲザー:1967‐1968
第7章 1969年のドラッグレース:1968‐1969
第8章 あのー、バンド名変えたんですけど:1969‐1970
第9章 口ギター、口ベース、口ドラム:1970‐1971
第10章 みなさん、そろそろ出番です:1971‐1972
第11章 あなたがジンとくるときは:1973‐1974
第12章 趣味趣味ミュージック、聞け:1975‐1978
第13章 昨日じゃなくて 明日じゃなくて:1981‐2001
第14章 滝の流れは絶えずして:1993‐2013

著者等紹介

萩原健太[ハギワラケンタ]
1956年生まれ。早稲田大学法学部卒。早川書房勤務を経て、フリーに。音楽評論家、ディスクジョッキー、レコード・プロデューサーなどとして活動中。2024年、第27回みうらじゅん賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Tomoichi

26
大瀧詠一の名を意識し出したのは、幸せな結末が発売された頃。当時留学中で曲は知らなかった。でもナンシー関があの大瀧詠一が長い隠遁生活から娑婆に出てきた驚きを雑誌のコラムに書いていたのを読んだのだ。そう言えばナンシー関が後藤久美子をギャフンと言わせたいと書いてたなと思い出したらアレジと別れましたね。ナンシー関も草葉の陰で喜んでいる😆閑話休題。その後、懐かしの曲などを見ていると好きだった曲が大瀧詠一の作曲したものとわかりアップルミュージックで調べたりするようになる。2026/06/27

真朱

10
図書館で借りた。今更ながら「幸せな結末」が「はっぴいえんど」だったんだー!と気が付くという・・遅すぎ。大滝さんのラジオ聴きたかったな。この書き起こしには「笑」を入れないようにした、と萩原さんが序章で書いているけど、やっぱり少しは入れてほしかったかな。いま、ルースターズのインタビュー集も読んでいるけど、やっぱりミュージシャンの人間関係て面白い。面白いインタビュー集になるには、聞き手の知識やセンスも大切だよね、としみじみ実感しました。この間読んだミッシェルのインタビュー特集とか酷かったもんなぁ・・・2026/05/16

mawaji

8
萩原健太氏によるインタビューによって浮かび上がる大滝詠一の真実の事実、とても興味深く読みました。高校生の頃はTBSラジオの深夜放送で「土曜の夜の恋人に」や「朝寝坊」のジングルなど毎週耳にしており、浪人中はラジオ関東で「ゴー!ゴー!ナイアガラ」をリアルタイムで聴いていたことなど懐かしく思い出しながら読み進みました。本書で「滝」と「瀧」の使い分けを知ることができて50年ぶりくらいにスッキリした感じ。大滝詠一より長生きしてしまった事実に感慨を覚えながらも自分が好きなことに打ち込むことの大切さを噛み締めつつ読了。2026/06/14

クサカベ ススム

7
大瀧詠一さんのインタビュー本。内容ははっぴいえんど結成までの話が主。初めて参加したバンドがはっぴいえんど!、奥さん地元で一目惚れ!など初めて知った話が多し!会社勤めで受付の女の子と仲良くなってサボってた話が良い!芸術家はパタロンに恵まれる説!!2026/06/07

uh

7
お母さん大滝詠一にお金をかけてやってくれてありがとうございますという気持ち2026/04/12

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