家族

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家族

  • 葉真中 顕【著】
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  • 文藝春秋(2025/10発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163920306
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「現実の世界では、すんなり完全犯罪を
達成できてしまうこともあるんだって学んだんです」

2011年11月3日、裸の女性が交番に駆け込み、「事件」が発覚した。奥平美乃(おくだいら・みの)と名乗るその女性は、半年と少し前、「妹夫婦がおかしな女にお金をとられている」と交番に相談に来ていたが、「民事不介入」を理由に事件化を断られていた。
奥平美乃の保護を契機として、表に出た「死」「死」「死」…… 彼女を監禁していた「おかしな女」こと夜戸瑠璃子(やべ・るりこ)は、自らのまわりに疑似家族を作り出し、その中で「躾け」と称して監禁、暴行を主導。何十年も警察に尻尾を?まれることなく、結果的に十三人もの変死に関わっていた。
出会ってはならない女と出会い、運命の糸に絡めとられて命を落としていく人々。 瑠璃子にとって「家族」とはなんだったのか。そして、「愛」とは。
「民事不介入」に潜む欠陥を日本中に突きつけた「尼崎連続変死事件」をモチーフとした、戦慄のクライムエンターテイメント!



【目次】

内容説明

幼いときから周囲を支配するのに長けていたその女は、自らのまわりに疑似家族を作り出し、「民事不介入」を盾に大胆な犯行を繰り返していた―。『ロスト・ケア』『絶叫』『灼熱』…話題作を発表し続ける著者が放つ、ノンストップ・サスペンス!

著者等紹介

葉真中顕[ハマナカアキ]
1976年東京都生まれ。2013年『ロスト・ケア』で日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞しデビュー。19年『凍てつく太陽』で大藪春彦賞および日本推理作家協会賞を、22年『灼熱』で渡辺淳一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

151
葉真中 顕は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、著者版尼崎連続変死事件、八王子泥沼疑似家族洗脳搾取ホラー厭ミステリでした。著者は、何故このタイミングで本書を書いたのでしょうか❓ ラスボス・ピンクババア夜戸瑠璃子、恐るべし。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/97841639203062025/11/17

いつでも母さん

128
カバー折り返し『生まれて初めて「愛」を与えられた。見返りとして、「すべて」を差し出すことになった。』とある。読後(読んでる間も)の気持ち悪さの根源。だがそこに愛なんてなかったし、そもそも見返りなんておかしいだろ。言いようのない違和感で覆いつくされ事件発覚から13年35日あとの元刑事の会話に、そこに行くか~っ!って私は簡単に引っ張られちゃうんだ。もっと早く、もっと遠くへ逃げなさい。私の声は届かない。助かったのは運が良かったから?巻末にある人物相関図のおかげで何とか読み切った。しかし虚しさが消えない読後感。 2025/11/12

ごみごみ

54
『家族』そのタイトルからは想像もつかない、洗脳・支配・搾取・・そんな言葉ばかりが頭に浮かぶ。「愛」なんてどこにもない。ここまでの事件に発展する前に、どうにかならなかったのかというもどかしさ、警察の民事不介入という線引きへの苛立ちがつのる。そしてこれが実話ベースだと知り、人間の弱さと恐ろしさを痛感する。「終わってないんですよ、あの事件」その言葉に背すじが凍りつく。令和の今でも、どこかでこういう歪で異常な形態は存在しているのかも。恐ろしい沼!2025/11/13

53
尼崎の事件についてはあまり詳しくは知らず、当時どうしてそんな得体の知れない人物の言いなりになってしまうんだろうと疑問に思ったことを覚えている。この物語にその答えがあった。傍から見れば明らかにおかしいことでも、罪悪感を植え付けられ、暴力を振るわれ、精神的に責められ続けることによって判断力を失い、抵抗する気力を奪われ洗脳されていく様子が本当に恐ろしかった。時系列通りではないところが、かえって読み手の想像力を掻き立てる効果につながっていると思う。帯通り読了後もしばらく呆然とするほどの衝撃作だった。2025/11/15

ぼっちゃん

47
尼崎連続変死事件をモチーフにした物語。自分は手を汚さないが、躾と言う名の暴力で心を支配し、次々と餌食の家族を取り込んでいく。何とか逃げ出し警察に駆け込んでも、家族トラブルなのでと取りつかってくれず、読んでいて虚しく、辛く、しんどかった。帯にあるるように”今年度ベストの衝撃作”かもしれないが、誰にでもお薦めできる作品はではないかな。2025/11/14

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