家族

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家族

  • 葉真中 顕【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163920306
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「現実の世界では、すんなり完全犯罪を
達成できてしまうこともあるんだって学んだんです」

2011年11月3日、裸の女性が交番に駆け込み、「事件」が発覚した。奥平美乃(おくだいら・みの)と名乗るその女性は、半年と少し前、「妹夫婦がおかしな女にお金をとられている」と交番に相談に来ていたが、「民事不介入」を理由に事件化を断られていた。
奥平美乃の保護を契機として、表に出た「死」「死」「死」…… 彼女を監禁していた「おかしな女」こと夜戸瑠璃子(やべ・るりこ)は、自らのまわりに疑似家族を作り出し、その中で「躾け」と称して監禁、暴行を主導。何十年も警察に尻尾を?まれることなく、結果的に十三人もの変死に関わっていた。
出会ってはならない女と出会い、運命の糸に絡めとられて命を落としていく人々。 瑠璃子にとって「家族」とはなんだったのか。そして、「愛」とは。
「民事不介入」に潜む欠陥を日本中に突きつけた「尼崎連続変死事件」をモチーフとした、戦慄のクライムエンターテイメント!



【目次】

内容説明

幼いときから周囲を支配するのに長けていたその女は、自らのまわりに疑似家族を作り出し、「民事不介入」を盾に大胆な犯行を繰り返していた―。『ロスト・ケア』『絶叫』『灼熱』…話題作を発表し続ける著者が放つ、ノンストップ・サスペンス!

著者等紹介

葉真中顕[ハマナカアキ]
1976年東京都生まれ。2013年『ロスト・ケア』で日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞しデビュー。19年『凍てつく太陽』で大藪春彦賞および日本推理作家協会賞を、22年『灼熱』で渡辺淳一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

akiᵕ̈

20
これは恐怖…ただただ恐怖でしかない。この一冊の中にどれだけ恐怖を味わい人生を狂わされた人たちがいるのか。ただただ恐怖。2011年に発覚した「尼崎連続変死事件」をモチーフにしているという今作は、大勢の人たちを洗脳支配してきた夜戸瑠璃子の作り出した"家族"という名の元にある恐怖をこれでもかと描き出している。洗脳支配し、されていく様があまりにもリアル過ぎて、人の心を操るという事がこうも簡単に出来てしまうのかと、ただただ恐ろしい。民事不介入という警察の言葉と被害者の切実な訴えの温度差が、ただただ悲しい。2025/10/24

ユウハル

9
暴力と言葉で「家族」を支配し洗脳していく過程は読むのが辛いし怖い。怖いのだが、何があったのか知りたい気持ちが抑えられず一気に読んでしまった。読み終わるまで寝れなかった。瑠璃子はもちろんだが私は朱鷺子が一番怖い。 もしかしたら身近で起こり得るかもしれないと思うとゾッとした。こういう危険を察知できるだろうか?やっぱり現実でも警察は気が付かないかもしれない。そしてまだまだ「家族」は続いていくのだ。今現在どこかで警察の民事不介入を逆手に取った「家族」たちが「愛」を叫び続けているかもしれない。2025/10/27

yasuyuki suzuki

7
「家族」と言う題名からすると穏やかなストーリーなのかと思いきや、凶器を突きつけらと思うほどの恐怖を感じるストーリーでした。巻末にある人物相関図を見ながら読まないとよく理解できず複雑な家族関係でした。いまだ十三人もの変死に関わる圧巻のストーリー展開読むうちに考えさせられる狂気の作品である。「愛は家族の第一条件で愛による支配こそが家族の本質です。」作中のセリフに考えさせられました。あなたもぜひ読んでこの複雑怪奇な家族の物語ぜひ読んで見て下さい。2025/09/11

おうさま

5
恐ろしい作品に出会ってしまった 「家族」という平和な言葉が、まるで悪魔の呪文のように感じされてしまった 実話ベースのフィクションということは、実際の事件に巻き込まれた被害者の方を想像すると、空恐ろしくなる2025/10/24

manabukimoto

4
三時間半で一気に読了。 擬似家族内で起こる、恐怖と暴力での支配。一方的に与えられる「愛」と呼ばれるものに支配される人たち。 十人以上出てくる登場人物が、一人の女と、彼女をとりまく「家族」にことごとく巻き込まれ、逃れられなくなる。 それにしても戦慄なのが民事不介入という謎ルール。個の不利益が、家族という覆いに隠され、警察の手出しを妨げる。狂った家族メンバーと同じくらいに、警察の不行為ぶりが怖い。 一切の救いを拒否する展開。やるせなさ小説の金字塔誕生。 すごい本に出会った! 2025/10/26

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