宙色のハレルヤ

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宙色のハレルヤ

  • 窪美澄
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  • 文藝春秋(2025/10発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163920269
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「好きだ」と言ってくれる男性と結婚するも、少しずつすれ違っていく心に気づかないふりをして生活を続けようとする「私」に、海辺の別荘で出会った隣人の画家を忘れられない「私」……。

恋に落ち、人を愛することに決まったかたちなどない。
目の前の気持ちに、ただ必死に追いつこうとする人々の姿を描いた6編の短編を収録。

一筋縄ではいかない、珠玉の恋愛小説集。

◆◇あらすじ◆◇

 夫を亡くし、10年間の結婚生活に終止符が打たれた恵美は、夫の残した別荘に暮らしている。心は悲しくもせつなくもないけれど、思い出すと目から自動的に涙が零れる。 
 自分が、女を好きなわけがない。そう納得させたくてした結婚だった。
 ある日、隣に画家の女性が越してきた。絹香と名乗る彼女と行き来するうち、恵美は自分の胸の奥の痛みに気づく。絹香もまた、怒ったように言う。
「恵美さん、旦那さんという人がいた人だったんだ」(「海鳴り遠くに」)

 高校を休みがちになった僕の家へ、夏休みの間だけはとこの桃子さんがやって来ることになった。両親の離婚により始まった母との2人暮らしにも慣れ、告白されて彼女もでき、〈幸福が加速している!〉はずだったのに……。(「風は西から」)

 自分は「普通」ではない。だから木に化ける蛾のように擬態を続け、「普通」の人間なのだ、と思い込もうとした。
 そうして70手前になった学校清掃員の老人はある夏、昔想いを寄せた友人によく似た少年に出会う。「男女(おとこおんな)」と呼ばれいじめられていた彼と関わるうち、自宅に招き食事をともにするようになる。だが、2人のひと夏の終わりはすぐそこまで来ていた――。(「赤くて冷たいゼリーのように」)           
                                    ――直木賞受賞作『夜に星を放つ』を超える感動をもたらす全6編


 読み終えた後、「いろいろあるけど、こんな人生も悪くないな」と顔を上げられる、至極の短編集です。



【目次】

海鳴り遠くに
風は西から
パスピエ
赤くて冷たいゼリーのように
天鵞絨のパライゾ
雪が踊っている

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

130
『その頃の僕は、恋に疲れていた。恋はもういいや、と思っていたし、あんなに大変なこと、もう一度できるか?と誰かに聞かれれば、できません!と大声で答えていただろう』そんな思いの先に、新たな恋をする主人公の短編など六つの恋模様が描かれたこの作品。そこには様々な年齢、境遇の主人公が過去に、現在に恋に囚われていく姿が描かれていました。印象深い表現の頻出にうっとりするこの作品。短編とは思えない圧倒的な読み味に窪さんの上手さを感じるこの作品。『人を好きになること』という言葉の重みを感じさせてくれる素晴らしい作品でした。2025/10/13

のぶ

59
6つの物語それぞれがバラエティに富んでいて、いろいろな恋愛事情を感じ取る事ができた。2025/10/24

sayuri

28
「海鳴り遠くに」「風は西から」「パスピエ」「赤くて冷たいゼリーのように」「天鵞絨のパライゾ」「雪が踊っている」恋愛をテーマにした6話収録の独立短編集。どの恋も一筋縄ではいかない。甘いだけの恋愛小説を求めていない私には窪美澄さんが描くヒリヒリとした表現が刺さる。年代も境遇も恋愛対象も様々な登場人物達、それぞれの恋の行方をドキドキしながら読み進めた。短編小説でありながらドラマ性があり終始脳内で映像が浮かんだ。ままならなさに切なさが込み上げ、愛おしさに心が震える。心の琴線を刺激するほろ苦い余韻が残る恋愛小説集。2025/10/17

キキ

20
長く生きれば生きるほどみんな人生色々あるんです。人には言えない、心の澱はどんどん溜まり他から見れば小さな事に思えても本人にとっては抜け出せないブラックホールの様に感じることも。全てハッピーエンドと言うには遠く、でも少し前に進めるのかもしれないという期待を乗せて。登場人物達のこの先の人生が少しでも明るくなればいい。どの物語もそれぞれに良さがあるけど「海鳴り遠くに」はなんか美しいなって、好き。2025/10/17

そうたそ

12
★★☆☆☆ 様々な恋愛模様を描いた六篇からなる短編集。ストレートな恋愛小説だったが、どれも今更、というような内容で、既視感はあるし新鮮味はない。もちろん出来はいいとは思うのだけれど、これといって印象深いものはなかった。2025/10/29

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