出版社内容情報
稀代の女形、五代目坂東玉三郎。
歌舞伎の家の生まれではなく、芸養子として歌舞伎界に入り、どう修業を積んでいったのか――
その生い立ちは意外なほど知られていない。
玉三郎と30年の交遊を結ぶ、小説家・真山仁が長年の対話を元に小説形式で描いた第一部「秘すれば花」。
そして、玉三郎が傾倒する世阿弥の『風姿花伝』にちなみながら、玉三郎の哲学と美学の深淵に迫った第二部「その風を得て」。
現代人に大いなる知恵を示す玉三郎の言葉の数々と、貴重な写真を収録した完全保存版。
【目次】
第一部 秘すれば花 5
序章
第一章 三十分限定
第二章 鉛色の街
第三章 魂が喜び、心のままに
第四章 旅立ちのとき
第二部 その風を得て
醜/演/闇/妖/海/情/粋/伝/花/風/老/桜/夕/食/美
終章 司馬遼太郎さんが教えてくれたこと
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- 和書
- 人は皮膚から癒される