じゃないほうの歌いかた

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じゃないほうの歌いかた

  • 佐々木 愛【著】
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  • 文藝春秋(2025/08発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 216p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163920061
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

落合南長崎の独立系カラオケ店「BIG NECO」では、今日もドラマが巻き起こる。

「カラオケの再現映像に出ていそうな女」と過去2回言われたことのある池田。
音が鳴らないトランぺッター・加賀と、その恋敵・サナ。
反抗期の娘と暮らす、元俳優の佐藤待男。
74歳にしてカラオケでアルバイトをする謎の老人・石崎さんと、
石崎さんを心配する指導役アルバイター・小野。
「E.YAZAWA」のステッカーを集め続ける、売れない作家・染井暖。

うだつのあがらない凡人たちが起こす、ちょっとした人生の奇跡ときらめき。

穂村弘さん――
「夢を諦めてはいけない、何者かにならなくてはいけない。
そんな声がずっと聞こえていた。
世界には自分しかいなかった。
でも、本書を読み進むうちに、呪いは薄れてゆきました。
そこは未知の世界でした。
自分のほかにも人間がいた。
何者かわからない住人たちに奇妙な親しみを覚えました」

柚木麻子さん――
「カラオケボックスでの出来事は、言語化されることは滅多にない。本作は、あの数々の奇跡をとらえ、ときほぐし、我々がなんでカラオケを愛するのかを、ささやく、のではなくハンドマイクで熱っぽく伝えてくれる」

佐伯ポインティさん――
「人生の憂鬱に抵抗するには、魂に叫ばせてあげるのが一番だ。
人生いろいろある登場人物たちがカラオケを通して、真っ直ぐ希望を歌うJ-POP歌手たちに元気をもらう姿は、受けた光を乱反射するミラーボールのように美しくて愉快!」

エピローグで明かされる、本書全体を通した仕掛けには思わず笑ってしまうこと間違いなしです。



【目次】

内容説明

独立系カラオケ店「BIG NECO」。S.ジョブズにも、矢沢永吉にもなれない凡人たちの人生賛歌!こんな奇跡があるのなら、人生にNOは言えない。

著者等紹介

佐々木愛[ササキアイ]
1986年生まれ。秋田県出身。青山学院大学文学部卒。「ひどい句点」で、2016年オール讀物新人賞を受賞。2019年、同作を収録した『プルースト効果の実験と結果』で単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

えんちゃん

51
佐々木愛さん4作目。やっぱり大好き。「BIG NECO」という小さなカラオケ店で、うっすら繋がる連作短編集。「主役」にはなれなくて「じゃない方」で生きている人たちを、切なさとユーモアでふんわりと包んでくれる。そしてそこにはいつも人間愛がある。お名前が愛さんだけにね。表紙裏の登場人物紹介もおもしろい。同じ人を好きになった男女の話と、青年と老人アルバイターふたりのお話がぐっときて、ほっこり泣きそうになった。2025/10/03

よっち

22
落合南長崎の独立系カラオケ店を舞台に、うだつのあがらない凡人たちが引き起こしたちょっとした人生の奇跡ときらめきを描いた連作短編集。カラオケの再現映像に出ていそうな女と過去2回言われた女性、音が鳴らないトランぺッター加賀と恋敵サナ、反抗期の娘と暮らす元俳優、カラオケでアルバイトをする謎の老人を心配する指導役アルバイター、「E.YAZAWA」のステッカーを集め続ける売れない作家。登場人物たちは皆どこか冴えなくてもそれぞれの結末は優しくて、歌とともに自分の物語を生きていく力強いメッセージがなかなか印象的でした。2025/09/28

タピオカ

21
初読み作家さん。短編集だが、小さなカラオケ店を中心につながっている。「じゃない方の」と言うのは、一般的なカラオケの楽しみ方じゃないという意味かな?心に小さな傷を抱えながらも、人と繋がっていくことによって、車輪がゴロンと前に進む感じ。登場人物が、みんな憎めない人たちで、温かい気持ちになれる本でした。2025/10/07

おかむら

21
カラオケ店に集う、夢を諦めた地味な人たちに起こる小さな奇跡の連作短編。最初の「カラオケのイメージ映像に出ていそうな女」と言われた池田さんの話が好き。ジョブズ先輩がいいんだわ。70過ぎのバイト店員石崎さんの話もいい。NHKBSで全5話でやってほしい。2025/10/06

練りようかん

16
『料理なんて愛なんて』が面白かったので二作目。カラオケ店が落とし穴であり救いである、舞台を共通項にした五編。どれも出だしのツカミが上手く、例えの意味はうっすらわかるのだけど言外の意味がまだ隠されてそうで知りたい欲が掻き立てられ、スマートに生きられない人たちのやるせなさに気持ちが乗った。矢沢永吉の「東京」、筋肉少女隊の「香菜、頭よくしてあげよう」など歌詞のハマり具合が楽しく、タッキー&翼は懐かしく、まさかの島倉千代子でウルッときて“いろ・いろ”が脳内リピートした。最後ニ編は特に引き込まれた。良かった!2025/10/07

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