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出版社内容情報
1925年(大正14年)に誕生した「ケロリン」は2025年100周年を迎えます。富山の薬売りが全国に届けた解熱鎮痛薬ケロリンは大ヒットし、坂口安吾の随筆には、知らないうちに妻がケロリンを飲んでいて驚いたという逸話が書かれています。戦後、薬局薬店に進出するにあたって作成したラジオCMはサトウハチロー作曲・服部良一作詞という顔ぶれで、歌は「CMソングの女王」と呼ばれた楠トシエ。さらに東京オリンピックを控えた1963年(昭和38年)にはケロリン桶が誕生し、ケロリンは薬だけでなく銭湯文化および昭和レトロの象徴となります。
本書は、文化史のなかの「ケロリン」に着目し、音楽史・映画史・メディア史・庶民文化史などの視点から多様なアプローチします。また、多方面の作家や識者に論考を仰ぎ、著名人へのインタビューなど読物としても楽しめます。
内容説明
「人生百年時代」に「読むクスリ」の本。2025年に百周年を迎える解熱鎮痛薬「ケロリン」。音楽・映画・銭湯など文化史の視点から大分析!
目次
トップインタビュー 萩本欽一 「あれダメ」「これダメ」をやめたらテレビはもっといろいろできます
特別対談 堺正章×笹山敬輔 『時間ですよ』のころ銭湯は、情報交換の場でもありましたね
ケロリンコラボ桶 誕生であります!
インタビュー 町田忍 銭湯のケロリン桶は庶民文化のシンボルなんです
インタビュー 壇蜜 サウナでは「じっくり汗を流す」という実感が欲しいんです
ケロリン百年物語1 大正篇
昭和初期の浪漫文化とケロリン
ケロリン百年物語2 昭和前期篇
CMソングとケロリン
ケロリン百年物語3 昭和後期篇
銭湯コラム 極私的入浴の愉しみ
ケロリン百年物語4 平成篇
映画の中のケロリン
ケロリン百年物語5 令和篇
著者等紹介
笹山敬輔[ササヤマケイスケ]
1979年富山県生まれ。演劇研究者。内外薬品株式会社代表取締役社長および富山めぐみ製薬株式会社経営戦略室長。筑波大学大学院博士課程人文社会科学研究科文芸・言語専攻修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。