「死後生」を生きる―人生は死では終わらない

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「死後生」を生きる―人生は死では終わらない

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163919379
  • NDC分類 114.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

人は死によって肉体は失くなっても、その人の思いや愛や言葉や行為は、遺された者たちの心の中でずっと生き続ける――。
88歳のノンフィクション作家、柳田邦男さんは、そのことを「死後生」と名付けました。
本書は、「生と死」というテーマに、半世紀あまり取り組んできた柳田さんの集大成的アンソロジーであり、逝く人、見送る人に贈る「希望」の一冊となっています。

【主な目次】
■「死後生」という希望の発見
■「人生の最終章」は自分で書く
■「さよなら」なき別れからどう生きなおすか
■わが心に生きる先人たちの「死後生」
日野原重明/金子兜太ほか
■「生きなおす」ための5つの視点
■「犠牲」――わが息子・洋二郎の「死後生」
■「死後生」の証――亡き人との15人の日常会話
■「人生の最終章」を支えた言葉たち

内容説明

“逝く人”と“遺される人”に贈る「希望の書」。肉体は失くなっても、愛や思いは消えない。ノンフィクション作家が半世紀かけて執筆してきた「生と死」に関わる集大成。

目次

1章 「死後生」という希望の発見―人の生きた証は死後に立ち上がる
2章 「人生の最終章」は自分で書く―「死後生」を息づかせるために 日本リビングウイル研究会講演
3章 「さよなら」なき別れからどう生きなおすか
4章 わが心に生きる先人たちの「死後生」
5章 5歳児の「死後生」が姉12歳の人生指針に
6章 「生きなおす」ための5つの視点
7章 「傾聴」の進化、祈りへ
8章 「犠牲」―わが息子・洋二郎の「死後生」
9章 「死後生」の証―亡き人との15人の日常会話
10章 「人生の最終章」を支えた言葉たち

著者等紹介

柳田邦男[ヤナギダクニオ]
1936年、栃木県生まれ。ノンフィクション作家。現代社会における「いのちの危機」「こころの危機」をテーマに、災害、事故、公害、社会的事件、障害者、病気、戦争などの問題について取材を続け、『マッハの恐怖』『ガン回廊の朝』『零戦燃ゆ』など数多くのドキュメント作品や評論を発表してきた。最近は、喪失体験者のレジリエンス(再生)の問題や、人生の最終章の生き方、デジタル化社会の中での子どものこころの発達の問題に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

103
柳田邦男さんの死生観は、いつも、深くて温かい。「死後生」と言う言葉を提唱する。死後も人々の心の中で生き続ける精神的ないのちとして。本書で紹介される人たちの言葉や生き様が、深く心の中に染み込んできて、何度も目頭が熱くなる。日野原重明先生、デーケン先生、金子兜太さんと石牟礼道子さん、そして何より黒田裕子さんの見事な人生に心打たれる。死を前にした人と、大切な人を亡くして悲嘆にくれる人の双方に対して、「人間死んだら終わりじゃないんだよ」と囁きかける。「たとえ明日、世界が終わりでも、今日私はリンゴの木を植える」と。2025/02/27

ぽてち

30
なにやら胡散臭いタイトルで、あの柳田さんがついに“死後の世界”を扱ったのかと思ってしまった。実際にはそうした宗教とかオカルト的な内容ではまったくない。「人は死によって肉体は失くなっても、その人の生きた証である生き方や行為や言葉や周囲に寄せた愛や思いは、家族や親密な関係にあった人々の心のなかで消えることなく生き続ける」ことを“死後生”と名付けた。そのうえで、如何に生き如何に死ぬかを多くの実例から考察した本だ。特に事故や災害(コロナも含む)によって、不本意な形で死を迎えたケースが印象に残った。2025/02/04

まゆまゆ

10
死を考えるとき、自分自身の死を一人称、身内の不幸を二人称、見ず知らずの人の不幸を三人称としたときに二・五人称で捉えられるような考え方を推奨する内容。人は必ず死を迎えるが、事故など準備できてない状況ではすぐには死を受け入れられないだろう。そんなときでも現実世界を生きていくには、身内と他人の中間くらいの気持ちで思い続けていけばいい。2025/02/28

スリカータ

8
柳田さんご自身、息子さんを自死で亡くされていることを初めて知った。辛い経験から、死に対する考察を深められたのだ。大切な人を亡くされた方々のその後の生活での言葉や、病気で死期を悟った方々の言葉はずしんと重く響く。特に、ジャーナリスト・千葉敦子さんについて、私は若い頃に夢中になって全作品読み、その圧倒的な意志の力と知性と行動力に感銘を受けたが、今もこうして言葉が再現され、肉体を亡くしても言葉は残ることを噛み締めた。2025/03/23

Ethan

5
私の場合、メランコリーな考えが根底にある。従ってこの本を書店で見つけた時はハッとした。私とは違う考えだと。それで読むことにした。読み終えて、結論、私の中ではやはり人は死んだら終わりだ。というより死に向かう以上、精神論に向かうのは仕方ないことなのかと思った。読む前からスピリチュアルなことが書かれているのかと懸念していたが、やはりスピリチュアルなことが書かれていた。ただ故人の生き方、思想が後世に反映されるという考え方は好きだった。自己犠牲の考えはかなり日本的だと思う。犠牲を崇高な考えだとは思えない。2025/03/23

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