憧れ写楽

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163919164
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

蔦屋が隠した謎の絵師、写楽の真実とは?

多くの傑作を残し、約10ヵ月で姿を消した「東洲斎写楽」。
この謎多き絵師にふたたび筆をとらせたい老舗版元の主・鶴屋喜右衛門は、「写楽の正体」だと噂される猿楽師、斎藤十郎兵衛のもとを訪れる。
だが、斎藤の口から語られたのは、「東洲斎写楽の名で出た絵のうち、幾枚かは某の絵ではない」「(自分は)本物の写楽には及ばない」という驚愕の事実。さらに斎藤が「描いていない」絵のなかには、写楽の代表作とされる「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」も含まれていた。
写楽はふたりいた――。そう知った喜右衛門は、喜多川歌麿とともにもう一人の写楽探しに乗り出す。しかし、写楽を売り出した張本人である蔦屋重三郎が妨害しはじめ……。果たして、本物の写楽の正体とは。そして、蔦屋重三郎と写楽との関係とは。
大田南畝、山東京伝、歌川豊国など、この時代の文化人たちも次々と登場! 蔦屋重三郎を主人公とする2025年大河ドラマ「べらぼう」と共通する世界で繰り広げられる時代ミステリです。

内容説明

寛政6年に突如として現れ、たった10ヶ月で姿を消した絵師・東洲斎写楽。江戸の大版元・仙鶴堂の主である喜右衛門は、もう一度“写楽”に筆を執らせるため、喜多川歌麿とともに正体探しに乗り出す。しかし、写楽を売り出した張本人、蔦屋重三郎に妨害され…。江戸の出版界最大の謎に迫る時代ミステリ!

著者等紹介

谷津矢車[ヤツヤグルマ]
1986年、東京都生まれ。2012年に「蒲生の記」で歴史群像大賞の優秀賞を受賞。翌年『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』でデビュー。18年に『おもちゃ絵芳藤』で歴史時代作家クラブ賞の作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

133
謎の多い『写楽』・・『写楽』は二人いた?『写楽』とは 誰?版元、仙鶴堂の主・喜右衛門が探るのだが、喜右衛門を通しての蔦重を読んだ感じがする。谷津矢車にしては歯切れが今一つ(当方比)と言うよりも、今一つ物語に浸りきれない自分の読解力を嘆くべきか(汗)そんな読後感。2024/12/02

パトラッシュ

129
東洲斎写楽の正体を追及するミステリは数多いが、この作品のカギは写楽2人説。猿楽師斎藤十郎兵衛も確かに描いたが、現代に至るまで傑作とされる大首絵6枚を蔦屋重三郎に見せられて模倣しただけとの設定は、確かに作風の変化を説明できる。探偵役の版元喜右衛門は歌麿や仲蔵、京伝に豊国ら江戸文化の裏を知り尽くす面々と会って謎解きに奔走するが、不気味な妨害も加わる中で小さなきっかけから正体を摑む物語は本格推理の面白さに満ちている。大河ドラマ「べらぼう」では蔦重が写楽を世に出した経緯が山場になるはずなので、今から期待が高まる。2024/12/02

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

81
(2024-180)【図書館本-122】寛政年間の約10か月という短期間に数多く作品を版行したのち、忽然と姿を消した絵師、東洲斎写楽。作品は広く知られているが、その出自や経歴については謎に包まれている。物語はその写楽が姿を消した翌年の話。写楽を探し求める版元、鶴屋喜右衛門。果たして写楽とは誰だったのか?近年の研究では猿楽師、斉藤十郎兵衛ではないかとされているが、この話の説もなかなか興味深い。歴史の謎を探るミステリー、面白かったです。★★★★2024/12/04

のぶ

74
写楽の謎については、以前から興味があったので面白く読んだ。東洲斎写楽とされる猿楽師、斎藤十郎兵衛は、版元である鶴屋喜右衛門に対して、幾つかの写楽の作品は、自分が描いていないと告げる。写楽は、実は二人いたのか?鶴屋は、当時、蔦屋に雇われていた曲亭馬琴、十偏舎一九、北斎宗理や、多くの役者らに真実を尋ねていく。このミステリー仕立ての構成は良くできていたが、最後の謎解きまでの布石はやや分かり難いところがあったのも事実。本作で写楽については一応の決着を見たが、個人的に謎は深まった気がする。2024/11/29

かんらんしゃ🎡

41
蔦重其之肆*ほうほう、写楽の正体を探るミステリーね。とはいえ主人公鶴喜の勘が悪すぎだぜ。やっぱこの題材は江戸っ子らしくキレ良くしねーとな。が、最後なぞ解きの畳みかけは迫力あったよ。この本にはもう一つ父親越えという隠されたテーマを持つ。先代の業績に押しつぶされ萎縮してしまう鶴喜。業績悪化は時代のせいだと言い訳したくなるのはオレらも同じだ。彼の成長ぶりも読みどころ。2025/01/08

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