出版社内容情報
ヤクルトスワローズのレジェンド青木宣親と熱烈なヤクルトファンのミュージシャンにして作家の尾崎世界観。これは、プライベートでも交流のある二人が、縦横無尽に語り合う対話集だ。
テーマは「チャンス」「才能」「技術」「数字」「失敗」「コミュニケーション」「継続」「勝利」「引退」の9つ。尾崎さんは「チャンスをつかむために必要なことは?」「才能とは何なのか?」「数字は仕事においてどういう意味を持つのか?」といった問いを次々に青木さんにぶつけ、青木さんは自らの経験をもとに、それらの問いを真剣に打ち返していく。
「最終打席でも最後に一本打てる選手じゃないと生き残れない」「勝ったと思ったらもうそれ以上先はないですよね」「自分の才能の“取扱説明書”は、自分自身で持ってないと」「とにかく一歩踏み出せば、二歩目が進める。二歩目って、割と楽なんですよ」「結局は何事も“自分流”なんですよ」
尾崎さんが青木さんから引き出すこうした言葉は、あるジャンルでトップレベルへと到達したプロフェッショナルの言葉であり、「野球の話」の枠を超え、仕事をする人すべてに響くものになっている。
尾崎さんは青木さんの言葉を指して、「なにげない心にさりげなく響く、限りなく天才の言葉」だと評する。
ヤクルトファンにとっては、レジェンド青木宣親の“世界観“の一端に触れることができる一冊であり、尾崎世界観ファンにとっては、小説、音楽とはまた違う尾崎さんの新たな“世界観”を知る一冊であり、野球ファンにとっては、超一流プレーヤーの思考回路を覗き見ることができる一冊になっている。しかし、この対話集は単なる「野球の本」でもシンプルな「対談集」でもなく、すべての仕事を持つ人に刺さる「プロフェッショナルによるプロフェッショナルのための本」でもある。
内容説明
野球と音楽と言葉の化学変化。ヤクルトスワローズのレジェンドと生粋のヤクルトスワローズファンのバンドマンによる唯一無二の対話集。
目次
第1章 チャンス
第2章 才能
第3章 技術
第4章 数字
第5章 失敗
第6章 コミュニケーション
第7章 継続
第8章 勝利
第9章 引退
著者等紹介
青木宣親[アオキノリチカ]
1982年、宮崎県日向市生まれ。2003年、東京ヤクルトスワローズ入団。05年、イチロー以来プロ野球史上2人目となるシーズン200安打を達成。10年、プロ野球史上初となる2度目のシーズン200安打を達成。12年、ミルウォーキー・ブルワーズに入団。14年、カンザスシティ・ロイヤルズでワールドシリーズに出場。17年、日米通算2000安打を達成。MLBでの所属球団数7は野茂英雄と並んで日本人選手最多タイ。18年、ヤクルトスワローズに復帰。21年、日本シリーズを制して日本一に
尾崎世界観[オザキセカイカン]
1984年、東京都生まれ。ロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル、ギター。2012年、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。16年、初小説『祐介』(文藝春秋)を書き下ろしで刊行。20年、「母影」が第164回芥川龍之介賞の候補となる。24年7月に単行本が刊行された小説『転の声』(文藝春秋)は、第171回芥川龍之介賞の候補作に選出された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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