いまだ成らず―羽生善治の譜

個数:
電子版価格
¥2,200
  • 電書あり

いまだ成らず―羽生善治の譜

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163918495
  • NDC分類 796
  • Cコード C0095

出版社内容情報

25歳で七冠を制した羽生善治。
勝敗の数を超えたその強さと人生を、藤井聡太らトップ棋士たちとの闘いを通じて描く。

宇宙のように広がる盤上で駒をぶつけあう者たち――。
本書は、名対局の一瞬一手に潜むドラマを見逃すことなく活写してゆく。
中学生で棋士となった昭和。勝率は8割を超え棋界の頂に立った平成。順位戦B級1組に陥落した令和。三つの時代、2千局以上を指し続けた羽生善治、そして共に同じ時代を闘ったトップ棋士たちの姿を見つめながら、棋士という“いきもの”の智と業をも浮かび上がらせる。
「週刊文春」連載時より大きな反響を呼んだノンフィクションに新たな取材、加筆を行った堂々の一冊。

【主な登場棋士】
米長邦雄/豊島将之/谷川浩司/森内俊之/佐藤康光/深浦康市/渡辺明/藤井聡太

内容説明

25歳、七冠制覇。47歳、永世七冠達成。時代を築いた男は順位戦B級に陥ちてなお、52歳で藤井聡太との勝負に挑んだ。敗北を受け入れながら盤に臨む棋士たちの智と業を活写したノンフィクション。

目次

第1章 時代の声
第2章 土曜日の少年
第3章 人が生み出すもの
第4章 夜明けの一手
第5章 王将の座
第6章 マルクスの長考
第7章 天が与えしもの
第8章 敗北の意味
終章 終わりなき春

著者等紹介

鈴木忠平[スズキタダヒラ]
1977年、千葉県生まれ。愛知県立熱田高校から名古屋外国語大学を卒業後、日刊スポーツ新聞社で中日、阪神などプロ野球担当記者を16年間経験して2016年に退社。2019年までNumber編集部に所属したのち、フリーのノンフィクション作家として活動する。2021年に刊行した『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』でミズノスポーツライター賞最優秀賞、大宅壮一ノンフィクション賞、講談社本田靖春ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

86
「羽生さんは指先から本筋が溢れ出てくる」永世竜王渡辺明が語る羽生善治評。米長邦雄名人が50歳の時、22歳の羽生善治に名人位を明け渡した。それから羽生は25歳で七冠を制覇し、99ものタイトルを獲得し1527の勝ちを積み重ねてきた。AI時代が来て、藤井聡太が現れた。2023年3月第72期王将戦で20歳の藤井聡太が50歳を越えた羽生善治に勝った6局を中心に周囲の棋士、記者、記録係の人生も絡めて、羽生善治の棋士としての生き様をあぶり出している。それは25歳で七冠を制覇してから変わらない。将棋の本質を探す旅なのだ。2024/07/07

ぐうぐう

36
戦いに挑めば、その先には必ず勝敗が待ち受けている。当然ながら、勝つことを目的として棋士は戦うのだ。しかし羽生善治の戦いは、勝敗のさらにその先を臨む。鈴木忠平は、棋士達の目を通して羽生善治という唯一の棋士を照射しようと試みる。名人就位式で羽生を予見した米長邦雄、立ちはだかる壁としての谷川浩司、同世代の棋士である森内俊之・佐藤康光・深浦康市、次世代としての渡辺明等々、彼らの目からしても羽生の存在は特別だ。羽生との対戦により彼らは、宿命の、勝ち続けることの、AIの、人の、疑うことの、(つづく)2024/06/04

nonpono

35
将棋って思ったのが、人見知りの父が妹の彼氏や甥っ子と楽しそうにコミニケーションをとった姿を見たからである。幼い甥っ子との対局のあとで、「わざと負けるって難しいんだよ」と言った。わたしはバリバリに羽生の無敵さを見て来た世代である。羽生の無敵さの裏には負けたライバルのため息がある。そして、彗星のごとく、藤井聡太であり。あの羽生を超える?八冠って。AIより盤上にこだわる藤井に昔からのファンもよみがえる。「一局の将棋は後悔だらけですが、後悔の多い人生こそ充実している。」と羽生の言葉が刺さる。今の羽生の顔が好きだ。2024/07/19

つーこ

27
将棋の世界について詳しくはないが、厳しい世界であることは想像に難くない。羽生さん、藤井くんなど有名な人しか名前は知らなかったがこれまでも色んな棋士がいて、色んなドラマがあったのだと、ワクワクしながら読んだ。2024/07/15

緋莢

23
「――あれが私のクビを取りにくるかもしれない。ただ、取りに来ても私は大丈夫です」1993年、七度目の挑戦で名人となった五十歳の米長邦雄。就位式での挨拶で〝来期の挑戦者”候補として指名したのは、二十二歳の羽生善治だった。それから、約30年。羽生善治は当時のタイトルを全て独占し七冠(永世称号も七つ獲得)となり、タイトル獲得99期 大山康晴の1433勝を抜き、通算最多勝数記録も持つなど、長年、将棋界の第一線で活躍し続ける(続く2024/06/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21903979
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品