出版社内容情報
25歳で七冠を制した羽生善治。
勝敗の数を超えたその強さと人生を、藤井聡太らトップ棋士たちとの闘いを通じて描く。
宇宙のように広がる盤上で駒をぶつけあう者たち――。
本書は、名対局の一瞬一手に潜むドラマを見逃すことなく活写してゆく。
中学生で棋士となった昭和。勝率は8割を超え棋界の頂に立った平成。順位戦B級1組に陥落した令和。三つの時代、2千局以上を指し続けた羽生善治、そして共に同じ時代を闘ったトップ棋士たちの姿を見つめながら、棋士という“いきもの”の智と業をも浮かび上がらせる。
「週刊文春」連載時より大きな反響を呼んだノンフィクションに新たな取材、加筆を行った堂々の一冊。
【主な登場棋士】
米長邦雄/豊島将之/谷川浩司/森内俊之/佐藤康光/深浦康市/渡辺明/藤井聡太
内容説明
25歳、七冠制覇。47歳、永世七冠達成。時代を築いた男は順位戦B級に陥ちてなお、52歳で藤井聡太との勝負に挑んだ。敗北を受け入れながら盤に臨む棋士たちの智と業を活写したノンフィクション。
目次
第1章 時代の声
第2章 土曜日の少年
第3章 人が生み出すもの
第4章 夜明けの一手
第5章 王将の座
第6章 マルクスの長考
第7章 天が与えしもの
第8章 敗北の意味
終章 終わりなき春
著者等紹介
鈴木忠平[スズキタダヒラ]
1977年、千葉県生まれ。愛知県立熱田高校から名古屋外国語大学を卒業後、日刊スポーツ新聞社で中日、阪神などプロ野球担当記者を16年間経験して2016年に退社。2019年までNumber編集部に所属したのち、フリーのノンフィクション作家として活動する。2021年に刊行した『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』でミズノスポーツライター賞最優秀賞、大宅壮一ノンフィクション賞、講談社本田靖春ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けんとまん1007
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