出版社内容情報
乱世は謎に満ちている。
上杉謙信の脅威にさらされている越中神保家を助けると約束した武田信玄だったが、援軍は出さぬという。果たして援軍なしに上杉を退ける秘策とは? 腹の探り合いが手に汗握る「川中島を、もう一度」。
下野国・宇都宮家に仕える若色弥九郎は、先代当主の未亡人・南呂院の警固番に抜擢される。門松奉行という閑職の父を持つ弥九郎にしてみれば、またとない機会。意気揚々とお役目に着く弥九郎だが、この抜擢の本当の目的は……うまい話の裏を描く「宇都宮の尼将軍」。
長宗我部家は、大量の砂糖の献上を織田家に約束していた。外交僧として必死の思いで砂糖をかき集めた蜷川道標だったが、何者かに砂糖の献上の先を越されてしまう。横槍を入れてきたのはまさかの……すべてが戦略物資になる乱世の厳しさが身に染みる「戦国砂糖合戦」etc.
気鋭の歴史小説家が放つ、戦国どんでん返し七連発。
内容説明
乱世は謎に満ちている。戦国どんでん返し7連発!気鋭の歴史小説家が放つ極上エンタメ。
著者等紹介
簑輪諒[ミノワリョウ]
1987年生まれ、栃木県出身。2014年、丹羽家の敗者復活劇を描いた第19回歴史群像大賞入賞作品『うつろ屋軍師』でデビュー。デビュー作が、いきなり「この時代小説がすごい!2015年版」にランクインし、歴史時代作家クラブ賞の新人賞候補になる。2018年、『最低の軍師』で啓文堂書店時代小説文庫大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ポチ
41
楽しく読了。やっぱり戦国時代は面白い。2023/10/11
ドッケン
24
新しい歴史ものといった感があり、かなり楽しく読めました。他の作品も読んでみたいです。2024/11/09
まさ
23
戦国時代って生き残るために謀や裏切りばかりだったのだろうなぁとつくづく思う。武将と言っても武だけじゃなく某将でもあり、もちろん、謀を主に動く人物もいる。初めて名前を聞く人物も多く登場し、実際の歴史的背景も知ることができた7編の短編集でした。「一千石の刀」や「戦国砂糖合戦」など1編1編、もっとじっくりとページを増やしたものを読みたくなりますね。2023/10/14
onasu
16
武田信玄の奥近習衆・土屋平八郎は、何故、信玄公が信州の豪族の三男で薄ら呆けた若僧を同職に抜擢したのか首を傾げていたが、この男、実は後の…、てなところからの7話。 鳥取城攻めの際、若き加藤清正は宮部継潤の漏れ聞いた言葉から疑いを持つが…、梅北一揆への処置で、島津義久は太閤殿下の手前、弟の歳久に断を下さざるを得ず、歳久もすすんで受け入れたが…、とどれも佳作の中、下野・宇都宮家が対北条家の北関東連合を組んで対峙する前段を描いた「宇都宮の尼将軍」が知識的には新鮮。読み漏らしていた一冊は、思わぬ好著でした。2026/01/11
そーいち
12
うん、面白いんだけどどんでん返しというほどでは無かったかな。そもそも帯にどんでん返しと書いてしまうと読む気がそがれてしまうような気もするが・・・しかも本書は戦国時代の小説になるので歴史改変は無理だから結末を知っていると、どんでん返しもくそも無い気がする。箕輪さんの本は初めてながら中々に楽しく読めた。読みやすい部類に入る歴史小説でサクサク進む。グサッっと来たのが九州島津のエピソード。それぞれ毛色の違う4兄弟の特色を活かしながら目立たなかった3男、歳久にフォーカス。散り際のまぶしさが光った短編だった。2023/11/11




