魔女の原罪

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魔女の原罪

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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163916880
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

法律が絶対視される学校生活、魔女の影に怯える大人、血を抜き取られた少女の変死体。
一連の事件の真相と共に、街に隠された秘密が浮かび上がる。

僕(宏哉)と杏梨は、週に3回クリニックで人工透析治療を受けなければならない。そうしないと生命を維持できないからだ。ベッドを並べて透析を受ける時間は暇で、ぼくらは学校の噂話をして時間を潰す。

僕らの通う鏡沢高校には校則がない。ただし、入学式のときに生徒手帳とともに分厚い六法を受け取る。校内のいたるところには監視カメラが設置されてもいる。
髪色も服装も自由だし、タピオカミルクティーを持ち込んだって誰にも何も言われない。すべてが個人の自由だけれども、〝法律〟だけは犯してはいけないのだ。

一見奇妙に見えるかもしれないが、僕らにとってはいたって普通のことだ。しかし、ある変死事件をきっかけに、鏡沢高校、そして僕らが住む街の秘密が暴かれていく――。

『法廷遊戯』が映画化され注目を集める現役弁護士作家の特殊設定リーガルミステリー。

内容説明

僕らの通う鏡沢高校には校則がない。ただし、入学式のときに生徒手帳とともに分厚い六法を受け取る。校内のいたるところには防犯カメラが設置されてもいる。髪色も服装も自由だし、タピオカミルクティーを持ち込んだって誰にも何も言われない。すべてが個人の自由だけれども、“法律”だけは犯してはいけないのだ。現役弁護士作家の特殊設定リーガルミステリー。

著者等紹介

五十嵐律人[イガラシリツト]
1990年岩手県生まれ。東北大学法学部卒業。弁護士(ベリーベスト法律事務所、第一東京弁護士会)。『法廷遊戯』で第六二回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

293
五十嵐 律人、5作目です。本書は、著者の新境地でしょうか、地方因習魔女裁判血液浄化ミステリでした。欧羅巴中世の魔女裁判も怖いですが、日本の閉鎖社会の魔女裁判的なモノも怖いかも知れません。 https://books.bunshun.jp/articles/-/79372023/05/29

パトラッシュ

250
新旧住民が憎み合う町にある高校は、校則はないが法に触れると罰せられる。異様な空気に戸惑いながら普通に生きているつもりだった少年が、同級生の不審死をきっかけに隠されていた真実を知ってしまうドラマが強烈な迫力で展開する。周囲から白眼視され苦しむ犯罪加害者の家族が、身を守ろうと自分たちだけの集住地を作るのは理解できる。しかし加害者の血を引く者が犯罪に走らないかとの不安に怯え、血への恐怖に囚われた人が精神のバランスを崩しただけで爆発してしまった。海外へ逃げられず、狭い四つの島でしか生きられない日本人の悲劇なのか。2023/05/19

いつでも母さん

176
加害者家族が集まっている街ーもうね、始めっから何か変。その変の意味を僕・和泉宏哉と共に体感する私。知らなかったのは『僕』だけだったなんて・・犯罪者の子は犯罪を犯すのか?血なのか?『親が犯罪者であっても僕が犯した罪ではない』『どんな大人になるのかは、これからの生き方次第で決まる』まさしく【魔女狩り】の怖ろしさがあった。加害者家族はある意味被害者でもあるよね。そして、監視社会に生きる傍観者という住人・・現代社会の闇だ。はぁ、五十嵐律人さんったら。2023/05/15

美紀ちゃん

145
鏡沢町の秘密がすごい。 加害者家族が集められている町。そんな町を作るという発想が恐ろしい。 ブラッドフードもモサモサしていそうで、ちょっと、、、。でも意味があったところはびっくりした。 加害者家族の苦悩もわかるが、辛い。 「魔女の原罪」は、樫野征木の手記。 「母を正しく罰してください」 血の繋がった実母を被告として証人になるのは、勇気のある行動だと思う。 冷静で公正。 なんというか、重かった。 人工透析を受けていた理由もわかり、うなってしまった。 深い。2023/07/09

hirokun

95
星4 この作品は、犯罪加害者の家族をひとつの例示として、いわゆる世間からバッシングを受けるもの、先入観に基ずくいじめなどをテーマとして、話題を展開している。 作品中に出てくる高校も、自由を旗印に法律に触れない限り何をしても自由としているが、思わず自分自身の高校生時代に主張していた表面的な自由の理解を思い起こさせてくれた。 作中にも出てくるが、我々は、このような感覚、感じ方からいつ、どのような方法で離脱で来るのだろうか?2023/05/29

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