内容説明
もうムチャクチャ!陰謀論が通って、正論が通じないアメリカはどうなる?澤井健のイラストも完全収録。
目次
ニューヨークが営業再開 外国からの観光客に路上で無料ワクチン打ちまくり
北米各地の熱波で数千人死亡 生き残るのは金持ちだけ?
東京五輪はアメリカで「電通地獄」と報道された
シモーネ・バイルズや大坂なおみの棄権を叩くキモオヤジたち
クオモNY州知事がセクハラで辞任 じゃあトランプは?
アフガン陥落でバイデン批判沸騰 でも難民は受け入れないの?
ニルヴァーナのジャケで泳いでた赤ん坊が金を求めて…
マシュー・マコノヒーが出馬を考えるほどヒドいテキサス州の政治とは?
セックスさせないよ!テキサスの中絶禁止に女性ストの呼びかけ
反ワクチン反マスクのデマゴーグが次から次に死んでいく〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
52
表紙が、私の大好きなトムさんだったので、あ~やっぱりカルトていうと書かれちゃうんだ、と気落ちしてたのだけど、なんのことはない。還暦なのになんであんなに若いんだ、とチラ出しただけ。 ほとんどはトランプ主義者の話2023/04/05
やっさん
26
買ってしばらく放置していたので、連載時に比べると2年近い時間が経過しているのか。前作に比べてなおさらアメリカという国がディストピア化していってるような。ネタが共通するBS朝日の「町山智浩のアメリカの今を知るTV」は毎週30分番組が月1の1時間番組になってしまいました。この連載はまだ続くのだろうか。そしてそろそろ新作が出るタイミングということだな。2023/10/23
Sakie
20
ドラマ「SWAT」を観ていると、社会の諸問題が日本にあり得ないレベルで盛り込まれていて、そういえば町山さんが言ってたよなあ、と思い出す。多様ゆえの摩擦を直視し、より公平であろうとする人々と、貧困や教育を受ける権利のはく奪によりそれを受け入れることができない人々、多様性に飲み込まれまいと既得権益を振りかざす人々が取り上げられている。町山さん自身のSFとの出会いから始まる「オタク差別をやめろ」がエッセイとして秀逸。何かを深く愛するって素敵なことだ。笑いに乗せて伝えるって高度な技だ。聞こえましたか、文春さん?2022/10/31
紅咲文庫
17
もうなんかもうアメリカが怖い。銃の規制を望む声はねじ伏せられ、中絶は違法となり、ジョニー・デップの離婚を巡る裁判が生中継されるアメリカ。トランプを好きな人がたくさんいるアメリカ。『ヒルビリー・エレジー』の著者もトランプ支持、オハイオ州の上院議員になったことを本書で知った。2023/01/27
lovemys
12
アメリカは相変わらず大変そう。トランプさんや共和党のとんでも話が多かった。極端な話を面白おかしく描いているのだろうけど、すご過ぎて絶句。共和党が阻止するからとか、最高裁判事をトランプが任命したからとかで混乱してるように描いているが、そういうシステムなのが驚き。共和党もトランプさんも、システムに則っているのでね。今更このシステムは変えられないの? 路上生活者とか銃のこととか麻薬のこととか分断していくアメリカが怖すぎる。そんな中、トム・クルーズのお話だけホンワカしてたなぁ(笑)トムの笑顔は世界を救うね(笑)2023/09/24