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出版社内容情報
偽計により解任されたCEOは逆転をかけ立ち上がる。しかし会社側も次々と策を繰り出し…徹底取材で描く傑作経済ノンフィクション。
内容説明
コーポレートガバナンスとは何か?会社とは誰のものか?辞任させられたCEOが挑んだ勝ち目の薄い戦いは、類例を見ない大逆転劇を生んだ。ドラマよりドラマティックな企業ノンフィクションの新たな傑作!
目次
霹靂
齟齬
真相
波紋
決断
蜜月
反骨
仰天
秘密
共闘
布告
集結
正義
援軍
混沌
深謀
激突
敗北
不屈
奇跡
著者等紹介
秋場大輔[アキバダイスケ]
1966年、東京生まれ。日本経済新聞社で電機、電力、商社、ゼネコン、銀行、証券など各界を取材。編集委員、日経ビジネス副編集長などを経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
122
当時も大変話題になったLIXIL事件の詳細なルポ。瀬戸欣哉氏側を正義とした立場で書かれており、一方的な妄信には慎重でありたい。指名委員会等設置会社でさえこんな事件が起こる事実を前に、コーポレートガバナンスとは一体何なんだという気持ちになる。私はそもそも、ガバナンスの考え方の前提となっている「株価は市場の評価」という原則、機関投資家という存在、名ばかり社外取締役の現状等に強い懐疑を抱いている。本書のテーマはコーポレートガバナンスだと言うが、そのテーマ自身が持つ欺瞞性が現実化したのがこの事件ではなかったのか。2022/10/04
きみたけ
84
ノンフィクションながらドラマのような展開でとても面白かったし、取締役会の仕組みや社外取締役の役割、コーポレートガバナンスのあり方など大変勉強になりました。著者は元日経ビジネス副編集長の秋葉大輔氏。不当に辞任させられたLIXILのCEOが挑んだ勝ち目の薄い戦いの一部始終を追ったドキュメント。先日読んだ「関西スーパー争奪戦」と同様、株主総会の攻防や企業のいざこざ系のルポは面白いですね。2023/03/05
まつうら
28
そういえば当時リクシルで報道が賑わってたなと思い出し、手に取ってみた作品。綿密な取材によるドキュメンタリー作品なのだが、どんな社会派フィクション作品よりもずっとおもしろい。WOWOWあたりが実写ドラマ化したら、大きな話題になるんじゃないだろうか? 潮田洋一郎が諸悪の根源となっているところなど、善悪がはっきりしていて視聴者の興味を惹くと思う。ところで、潮田はこの事件で退場していったが、似たようなオーナー気取りがまだあちこちに存在していることは、経済社会の一員として肝に銘ずるべきだろう。2026/07/09
kawa
25
久々の企業ノンフィクションもの、面白く読ませていただきました。あえて流れに竿をさせて言わせてもらえるなら、結果を受けてのオーナー経営者とされる潮田洋一郎氏のコメントがないことと、本書では善意の第三者的に扱われる指名委員会の面々の態度に不満。大事な意思決定を、伝聞に基づいて行なうなんて株主の負託に応えていると胸をはれるのか。日本的なコンプライアンス重視の限界がここに見えると言ったら言い過ぎかなあぁ。ちなみに、今のLIXILの指名委員会規則では、候補者面談が必須、当事者の議論議決不参加が規定されている由。2026/08/24
ばんだねいっぺい
24
めちゃくちゃ面白い。映画化するべき逸話だ。まさしく「九十九里を半ばとす。」。人は、感情の生き物とはいえ、それにしても魑魅魍魎と呼んでも正しいぐらい経済合理性とぶつかるあたりは、ある意味、読みどころなのかもしれない。2026/07/08




