中野京子と読み解くフェルメールとオランダ黄金時代

個数:
電子版価格
¥1,900
  • 電書あり

中野京子と読み解くフェルメールとオランダ黄金時代

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年03月29日 06時16分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163915456
  • NDC分類 723.359
  • Cコード C0095

出版社内容情報

絶対王政時代の17世紀ヨーロッパ。オランダは王を戴かず、経済の力で大国になった。海洋貿易、軍事、科学技術で世界を牽引し、文化・芸術も大きく花開いた。

「他国では王侯貴族や教会の占有物だった絵画が、フェルメールの生きた十七世紀オランダでは庶民の家の壁にもふつうに飾られていました。
フランス印象派より二世紀も先に、庶民のための芸術が生まれていたのです」(あとがきより)

フェルメール、ハイデンの風景画からは市民の楽しげな暮らしが見て取れる。
レンブラント、ハルスの集団肖像画は自警団の誇りと豊かさを、
ロイスダールの風車画はオランダ人の開拓魂を、
バクハイゼンの帆船画は東インド会社の隆盛と経済繁栄を伝える。
ヤン・ブリューゲル二世はチューリップ・バブルに熱狂した意外な一面を描き、
ステーンが描く陽気な家族からは、人々の愉快な歌声まで聞こえる。

フェルメールが生きたのは、こんなにも熱気あふれる“奇跡の時代”だった。
人々は何に熱狂し、何と闘い、どれほど心豊かに生きたか――15のテーマで立体的に浮かび上がる。

『怖い絵』著者・中野京子が贈る《名画×西洋史》新シリーズ誕生!

絵画40点フルカラー掲載。

2022年開催『ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展』で来日中の『窓辺で手紙を読む女』の修復前後の絵も収録(「手紙」の章)。
本書を読むと、美術展の楽しみも倍増です!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

114
1581年から1687年までのオランダ黄金時代。なんとその頃オランダには2000人の画家がいて500万点以上の絵画が流通したとのこと。他のヨーロッパの国々と異なり、庶民が絵画を飾り、プロテスタントのため識字率が高く、市民の意識も高かった。東インド会社により経済だけでなく、東方の(日本を含む)珍しい品物も多く、造船、治水、地図、医学などの分野で先進国であった。風景画が生まれたのはオランダで、風俗画も多く、著者の語り口や切り口も相変わらず面白い。次回作は「クリムトと黄昏のハプスブルグ」だそうで、今から楽しみ。2022/06/26

コットン

83
フェルメールや彼と同じ時代のオランダ絵画の紹介本で随所に著者ならではの丁重な記述がある。フェルメールの話が面白いが、知らない画家の紹介も興味を引く。中でも病弱で28歳の若さで夭折したパウルス・ポッテルの22歳で描いた『雄牛』は縦2.3m横3.4mの大作ながらどっしりしているのに切なげで哲学的でもある。2024/03/22

keroppi

74
フェルメールを中心に17世紀のオランダ絵画を取り上げ、オランダ黄金時代を解説する。その当時、貴族や協会の占有物であった絵画がオランダでは庶民の家にも普通に飾られていたという。庶民のための芸術として風景や風俗が描かれていた。その絵画からの中野さん流の深読みが楽しめる。フェルメールが娼婦の絵を描いていたのも初めて知ったが、「父の訓戒」というタイトルのボルフの絵が実は娼館の絵だというのも驚きだ。ひとつひとつの絵が解説によって人間味を帯びてくる。2022/07/09

読特

64
英中韓仏伊西…、語学学習者の数。蘭語は果たして何番目?アムステルダム以外の都市もわからない。現代日本人にとってこの国の存在は大きくない。江戸時代の貿易相手。唯一意識された欧州の国。……17世紀の地理学者が丹前を着ている。貴重品だったという。チューリップバブルがはじけたのも17世紀。現代日本とは違い、その後の長い不況はなかった。黄金時代の100年間。小さな絵画が庶民に流通。フェルメールにレンブラント。優れた画家が多かった。……パーツ探しのクイズ。見つけられずに、行ったり来たり。しっかりと絵の記憶を刻む。2022/07/10

Nat

50
図書館本。フェルメールの絵を中心としながらオランダの黄金時代を解説。フェルメール以外にも他の作品も多くとりあげている。チューリップバブルを皮肉った「チューリップ・マニア」が面白い。オランダの黄金時代の変遷がよくわかった。シリーズの次作「クリムトと黄昏のハプスブルク」も楽しみ。2022/11/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19733288
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。