出版社内容情報
猫の母子から教わったこと。山菜を採り、うどんを作る春の行事。同窓会嫌いの弁。本を棄てる話。滋味ふかい最新エッセイ集。
内容説明
猫の母子から教わったこと。山菜を採り、うどんを作る春の行事。同窓会嫌いの弁。本を棄てる話。歩く、四股を踏む、食べ過ぎない。医師として、作家として人間を見つめてきた著者の、滋味ふかいエッセイ集。
目次
七十歳
文机の引っ越し
三十二年前の夕食風景
ワカサギを釣る
登山靴での通勤
石の棒
平尾山
ぬるい水の中で
卒業式
靴を磨く〔ほか〕
著者等紹介
南木佳士[ナギケイシ]
1951年、群馬県に生まれる。現在、長野県佐久市に住む。1981年、内科医として難民救援医療団に加わり、タイ・カンボジア国境に赴き、同地で「破水」の第五十三回文學界新人賞受賞を知る。1989年「ダイヤモンドダスト」で第百回芥川賞受賞。2008年『草すべり その他の短篇』で第三十六回泉鏡花文学賞、翌年、同作品で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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