出版社内容情報
70年代後半、23歳のジェイクが開発したスノーボード。世界の人気スポーツに発展させた過程と、彼の一生をパラレルに描く。
内容説明
バートン創業者が雪の上に遺した軌跡。2019年11月に65歳で生涯を閉じたジェイク・バートンの一生を、生前の密着取材と関係者の証言で綴る壮大なノンフィクション。
目次
Prologue 3月13日は「ジェイクの日」
きっかけは一枚のソリ
失敗だらけの試作品開発
甘すぎた販売計画
出会いと競技で軌道に乗る
スキーとの愛憎関係
スター誕生で一気に飛躍
日本でも火がついたブーム
人生スノーボード一色
悲劇
多様化するライディング
再び表舞台に
見えない敵との闘い
何ひとつ悔いのない人生
著者等紹介
福原顕志[フクハラケンシ]
1967年、広島県呉市生まれ。神戸大学文学部を卒業後、NHK入局。報道番組部ディレクターとして、スポーツ中継、ドキュメンタリー番組を制作。1996年に独立し渡米。現在、ロサンゼルスを拠点に、ドキュメンタリー番組の制作、ノンフィクションの執筆を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おかむら
30
冬季五輪のスノボハーフパイプを見てると平野歩夢を始め多くの選手がBURTONって書いてある板で飛んでるので、老舗ブランドなんだろなーとは思ってたけど、バートンを作ったジェイクバートンさんは、そもそもスノーボードそのものも作った人だった! へえ! 全く新しいスポーツの始まりからの40数年、カッコいいし楽しいし、面白かったー! 中学や高校はこの本を課題図書にすればいいのになあ。2022/06/09
Masaaki Kawai
8
恥ずかしながらスノーボードの歴史とか、バートンがジェイク・バートンさんとか何も知らんかったのですごく為になった。バートンをメインに、けど1人の力だけでなく、草の根的に拡大して、バートンもそれにリスペクトがあるっていう。本人もボーダーで、そのスタンスを忘れず仕事していたっていうのが本当にいいなと思った。あと、子どもへのCHILLていう活動、登ったら滑り降りるしかない山での活動を通して、達成感を味わってもらい、現状の克服に活かすって感動した。環境とか資質とかで達成感を味わう機会もないと、人生厳しいものね…2022/04/13
スプリント
8
スノーボードをつくり、スポーツとして娯楽として世界に普及させた男、ジェイク・バートンの伝記です。 そういえば学生の頃はスノーボードで滑れるゲレンデは制限がありました。アスリートしても経営者としても家庭人としても偉大な人物であったことを知りました。2021/12/31
OHNO Hiroshi
4
こんな楽しいスポーツを与えてくれてありがとう。2021/12/05
中川 勇也
1
★★★★★ スノーボードにかける熱量、魅力的な人柄、おちゃめさ、一貫性。バートンだけでなくトップスノーボーダー全員に共通して感じられた。こんな会社でともに働いてみたいね2023/07/09
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- 和書
- 願わくばこの手に幸福を