出版社内容情報
演出家、劇作家、俳優、映画監督、小説家とマルチに活躍する松尾スズキ、三年ぶり待望の新作小説。
放送作家見習いの「俺」は、十年間師匠と仰いでいた人物が自殺した日、映画館で偶然出会った女・スミレにいきなり結婚を申し込む。スミレは離婚したばかりだった。
することのない俺とスミレは、酒浸りの日々を送るようになる。
そんな中、俺を捉えて離さないのは、師匠が手首に入れていた矢印形の刺青のことだった-―。
次々と地獄の扉が開いていくような男女の転落物語でありながら、どこかに人間存在を見つめる苦い笑いがにじむ松尾ワールドの真骨頂。
内容説明
放送作家見習いの「俺」は、十年間師匠と仰いでいた人物が自殺した日、映画館で偶然出会った女・スミレにいきなり結婚を申し込む。スミレは離婚したばかりだった。することのない俺とスミレは、酒浸りの日々を送るようになる。そんな中、俺を捉えて離さないのは、師匠が手首に入れていた矢印形の刺青のことだった―。
著者等紹介
松尾スズキ[マツオスズキ]
1962年、福岡県生まれ。1988年に「大人計画」を旗揚げする。主宰として多数の作・演出・出演を務めるほか、エッセイや小説の執筆、映画監督、俳優など、その活躍は多岐にわたる。1997年、『ファンキー!~宇宙は見える所までしかない~』で岸田國士戯曲賞受賞。2008年映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞。2019年、『命、ギガ長ス』で読売文学賞戯曲・シナリオ賞受賞。小説『クワイエットルームにようこそ』『老人賭博』『もう「はい」としか言えない』が芥川賞候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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