ブラックノイズ―荒聞

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ブラックノイズ―荒聞

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  • サイズ 46判/ページ数 366p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163914176
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0097

出版社内容情報

台湾でドラマ化進行中!
台湾モダンホラーの決定版が満を持して登場。

タクシー運転手の呉士盛(ご・しせい)は人身事故を起こして借金に追われて、娘は家出し妻とも言い争いが絶えない。ある日、タクシーの溜まり場に放置されていた車の中で古いカセットテープレコーダーを見つけ、何気なく再生ボタンを押すと男のかすれた声が漏れてきた。
「……ミナコ?」
士盛の妻・郭湘瑩(かく・しょうえい)は最近、ひどい耳鳴りに悩まされていた。
耳鳴りはやがて台湾語や日本語が混ざった幻聴となり、ある夜ついに幻聴と幻覚に操られ、自宅の屋上から墜落し重傷を負う。
病院に駆け付けた士盛はその帰りに、気味の悪い道尼をタクシーに乗せる。道尼は士盛に、「早く穢れを解かなければ、妻は死ぬ」と告げた。
湘瑩は「ミナコが私と娘を殺しに来る」と言い続けるようになり、ついに精神科病棟に隔離される。その夜、湘瑩は首を 180 度捻じ曲げた異様な状態で死んでいるのが発見される!
妻の死に、謎の声が囁く「ミナコ」が関わっていると直感した士盛は道尼から聞き出した「毒を持って毒を制する」呪法を用いて悪霊を倒すべく、玉山(新高山)西峰の悪霊の棲家を目指す。

内容説明

ある日、タクシー運転手の呉士盛は放置された白タクの中で古いカセット式録音機を見つけた。何気なく再生ボタンを押すと雑音に紛れて男の声が聞こえてくる。「ミナコ…」同じ頃、呉士盛の妻で清掃員の郭湘瑩はひどい耳鳴りに悩まされていた。それがいつか女性の声であることに気づく。「ミナコ…逃げちゃった…」そして湘瑩の目の前に一人の少女が出現する。恐ろしい惨劇の幕開けだった!

著者等紹介

張渝歌[ジャンユーグァ]
1989年、台湾・台中生まれ。国立陽明大学医学部を卒業後、医師として病院に勤務しながら創作活動を続けていたが、現在では作家・脚本家として創作活動に専念。2014年、長篇小説『只剰一抹光的城市(ひと筋の光だけが残された街)』が台湾文学館文学良書及び文化部テレビチャンネルシナリオ創作賞を受賞。2015年、長篇推理小説『詭辯』を出版、オンライン書店で売り上げ第一位を獲得

倉本知明[クラモトトモアキ]
1982年、香川県生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科修了、学術博士。2010年から台湾・高雄在住。文藻外語大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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榊原 香織

65
台湾ホラー  ブヌン族の伝承や日本統治時代のこと、外省人、内省人、客家、原住民、など、複雑な民族構成をからめて2021/11/01

ヘラジカ

56
密かに楽しみにしていた台湾発のモダンホラー。やや辛口な言葉になるが、小説としてはかなり未熟だと思う。日本と台湾の歴史や文化を絡めて、厚みのある恐怖にしようとしているのは分かる。ただ、その理屈っぽさが逆に緊迫感を削いでいると感じた。私自身はこの手のジャンルをあまり読んできたわけではないが、日本のホラー小説で舌が肥えた読者は物足りなさを覚えるのではないか。クライマックスの描写力も若干ゴチャゴチャしていて練れてるとは言えないかな。表紙は良いですね。原書のデザインだと迫力がありすぎて拍子抜けするかもしれない。2021/08/26

ROOM 237

16
イッキ読み台湾サスペンスホラー新刊。台湾の土俗信仰や呪いに日本植民地時代の名残りである神道を絡ませ、霊の存在は当前とする台湾でホラーあるある「誰も信じてくれない」が無いせいかテンポ良く進む。主人公の酒飲みクズおじさんとその妻が借金まみれで呪われているとしか思えないほど日々不運で、そんな暮らしに更に怪異の影が差していく過程は容赦ない。穢れと祓いは紙一重であり、女道士による呪いや呪符の土俗的描写はグロテスクで圧巻。海外ホラーは読まないけど国内土俗ホラーは好きって方にオススメ、垣根無く読めますよ。2021/10/16

Ayah Book

14
初めての台湾ホラー。「リング」や韓国映画「コクソン」に似ているという評判でしたが、確かに似ているけれども主人公の再生などオリジナル要素もあり、とても楽しめた。出だしはかなり鬱々と暗く、不潔で、ほとんどの登場人物が人生詰んでる感じで、他人事ながら「ど~するんだろ?」と不安になったけど、中盤からの登山冒険や幽霊との対決など、映像化したらかなり面白そうだったし、意外や意外、ラストの爽やかさは中々のものでした。土俗的な風習、民俗学要素が好きな人にもおすすめできる一冊でした。2021/11/07

turtle

10
台湾の小説を初めて読みました。 ホラーなのですが、日本の統治時代や神話も出てきて、関係の深さを感じます。 昔、台湾の友人に連れられて行った山の中の鄙びた温泉の幽玄な風景を想起しながら読みました。 怖いけれど、余韻のある作品でした。2021/10/19

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