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  • サイズ 46判/ページ数 173p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163913971
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報


外資系食料品メーカーの事務職として働く元地下アイドルの華美は、
生活費を切り詰め株に投資することで、
給与収入と同じ配当を生む分身(システム)の構築を目論んでいる。
恋人の直幸は「使わないお金は死んでいる」と華美を笑うが、
とある人物率いるオンラインコミュニティ活動にのめり込んでゆく。
そのアップデートされた物々交換の世界は、
マネーゲームに明け暮れる現代の金融システムを乗り越えゆくのだ、と。

やがて会員たちと集団生活を始めた直幸を取り戻すべく、
華美は《分身》の力を使おうとするのだが……。
金に近づけば、死に近づく。
高度に発達した資本主義、その欠陥を衝くように生まれる新たな幻影。
羽田圭介の新たな代表作。

内容説明

外資系食料品メーカーの事務職として働く元地下アイドルの華美は、生活費を切り詰め株に投資することで、給与収入と同じ配当を生む分身の構築を目論んでいる。恋人の直幸は「使わないお金は死んでいる」と華美を笑い、とある人物率いるオンラインコミュニティ活動にのめる込んでゆく。そのアップデートされた物々交換の世界は、マネーゲームに明け暮れる現代の金融システムを乗り越えゆくのだ、と。やがて会員たちと集団生活を始めた直幸を取り戻すべく、華美は“分身”の力を使おうとするのだが…。高度に発達した資本主義、その欠陥を衝くように生まれる新たな幻影―富に近づけば、死にも近づく。現代人の葛藤を描く羽田圭介の新たな代表作。

著者等紹介

羽田圭介[ハダケイスケ]
1985年、東京都生れ。明治大学商学部卒業。2003年、「黒冷水」で文藝賞を受賞しデビュー。2015年、「スクラップ・アンド・ビルド」で芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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starbro

268
羽田 圭介は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 最初面白く読み始めたのですが、最後失速、ロールスロイスファントムほどの安定した走りはありませんでした。 多少美人でも、全てを年5%の複利計算する女とはつきあいたくありません(笑) httpshttps://books.bunshun.jp/ud/book/num/97841639139712021/08/07

美紀ちゃん

122
華美は、株での収入があり、目標は5千万円貯めること。彼氏の直幸は、それを無意味だと思っている。彼が意味のあるものだと思っているのは「シンライ」で、それは宗教じみていた。ムラというコミュニティ活動にのめり込みすぎている。今やりたいことを優先すれば良いのではないかと思う。2人の考え方は極端だったが、やりがいが感じられることをしたらいいと思う。皆でなにかをやろうとして話したりするのは、楽しい。それでいいと思う。やりたいことを叶えるために必要なことは時間なのか?お金なのか?を考えさせられた。2021/08/09

かずー

100
生活費を節約し投資に夢中になる華美。一方彼氏は浪費家。その彼氏が怪しいコミュニティにはまり大騒動に。私も投資をしているので華美の気持ちがすごく分かる。今現在のためにお金を消費するのも大事であるが将来のお金はもっと大切だと思う。2021/08/24

こなな

95
明日よりも昨日よりも今日が大切、今日を精一杯誠実に生きなきゃ明日はないんだ、続かないと感じた。直幸さんを助けに行ったとき、もうEndに近づいていたからどんなふうに助けるのか興奮した。300万使ったわけだけれども後悔はなく、達成感があったと思う。惑わされないように思慮深く生きていくには、倫理観、知識が必要だ。そして一呼吸おき即座に安易に決定しない。自己批判をさせるとは虐待にも繋がる。睡眠を減らして運動をさせ興奮させて自分を無くさせる。これからも今もそういうことをしている人、団体がいるかもしれない。悍ましい。2021/10/03

kei302

71
淡々と冷静に綴られているのに、やたら吸引力がある。緻密というか、 2.5次元の使い処とか米国企業から搾取されている現状とか、ここで傭兵!とか。羽田圭介さすが巧いなぁ…と思い知らされた。投資をする華美、「シンライ」を拠り所にする直幸。どちらも実体を伴わないものに思えるのだが、250万円(実際にはもっと多かった)を出す決意をしてからの華美の変化は格好良かった。「昔あったことを知らない人たちが それを新しいものと思い込んでいる」それが大衆というものなのですよ。2021/08/08

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