出版社内容情報
遊郭のガイドブックだった「吉原細見」はなぜ大ヒットしたのか? 越後屋はなぜ番傘をタダで配るのか? 豊島屋はなぜ酒を原価で提供できたのか? 江戸にいた12人の天才起業家たちが編み出した「400年前なのに最先端」のマーケティング戦略を1冊に集約!
ドラッカーはかつて「マーケティングは三井家によって発明された」と書きました。現代、世界を席巻するビジネスモデルの原型はすでに江戸にありました。シェアリングエコノミー、信用経済、デザイン経営、サブスクリプション、コト消費、ビジョナリー経営――商売の本質は今も昔も不変。現代の最先端マーケティングを先取りしていた古くて新しいビジネスモデルを『一行バカ売れ』著者が徹底網羅。「ストーリーブランディング」の紀伊國屋文左衛門、「価格戦略」のにんべん 六代目髙津伊兵衛、「産地ブランディング」の山本山 五代目山本嘉兵衛ほか、図解でわかりやすく50の『江戸式マーケ』を解説します。
内容説明
越後屋はなぜタダで番傘を配ったのか?豊島屋はなぜ酒を原価で提供できたのか?大丸はなぜ焼き討ちにあわなかったのか?近江商人はなぜ江戸で成功したのか?紀文・みかん船伝説が語りつがれる理由は?12人の天才起業家に学ぶ競争戦略50。
目次
三井高利「三井越後屋」―ドラッカーも絶賛!マーケティングの元祖
蔦屋重三郎「耕書堂」―日本初!本格的コンテンツ・マーケティング
富山藩二代目藩主前田正甫&越中富山の薬売り―200年以上続く「雇客信用ビジネス」を確立
大丸 下村彦右衛門正啓―京・大坂発の「ビジョナリーカンパニー」
材木商・河村瑞賢―江戸の「ソーシャルビジネス」とは?
豊島屋十右衛門「豊島屋酒店」―「原価販売ビジネス」で大繁盛店に!
二代目西川甚五郎「西川家山形屋」―「デザイン経営」でV字回復!
山本山 五代目山本嘉兵衛―お茶の「産地ブランディング」
にんべん六代目〓津伊兵衛―「前払いビジネス」の先駆け
紀伊國屋文左衛門―「ストーリーブランディング」で江戸一の豪商に
佐賀藩第十代藩主鍋島直正―徹底した『組織改革』でどん底から最強藩へ
伊能忠敬―歴史に残る『シニア起業』のロールモデル
著者等紹介
川上徹也[カワカミテツヤ]
湘南ストーリーブランディング研究所代表。大阪大学人間科学部卒業後、大手広告会社勤務を経て独立。「物語」の持つ力をマーケティングに取り入れた「ストーリーブランディング」という独自の手法を開発した第一人者として知られ、様々な企業・団体のマーケティング・アドバイザーを務める。「難しい」ことを「やさしく」「深く」「面白く」伝えることをモットーに作家活動も継続している。著書は、海外でも多数翻訳されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くぅ
奈良 楓
DAIWAMAN6
晴れ女のMoeco
読書国の仮住まい