内容説明
大分県杵築市では幻想的な光に包まれる「観月祭」の開催を前に、街は活気に満ちていた。しかし、祭りの一週間前、地元の名産品七島藺作家の波田野七海が突如襲われる事件が発生する。その翌日には、七海の顔なじみのパン屋の妻が絞殺体で発見される。さらにこの殺人事件と時を同じくして、東京の多摩川沿いで首なし死体が見つかる…。圧巻の警察小説。
著者等紹介
麻生幾[アソウイク]
大阪府生まれ。作家。1996年、政府の危機管理システムの欠陥を衝いたノンフィクション『情報、官邸に達せず』を刊行し、作家デビュー。日本の危機管理をめぐる“真実”を小説で描く一方、オウム事件など内外の事件を取材したノンフィクション作品も発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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