出版社内容情報
「このまま今の会社にいていいのか」。悩む若手社員サカモト。伝説の人事部長・石川による研修が「職場のモヤモヤ」を解消していく。
内容説明
キャリア、転職、学び方、業界変化、働く意味―「働き方のモヤモヤ」に答えを出す!『ビジネス書図鑑』『世界「倒産」図鑑』著者が物語で贈る、「幸せ」と「仕事」を巡る12の講義。
目次
亀が戦略的にうさぎに勝つ日
裸の王様が生み出す空気に勝てるか?
オオカミ少年に罪はない
桃太郎に大義はあるのか?
北風は相手への憑依が足りない
藁を手に旅に出よう
浦島太郎はなぜ竜宮城に行ったのか?
アリがキリギリスに嫉妬する理由
花咲か爺さんの人生の尺度
大きな蕪を分解する方法
ティファニーちゃんが問いかけるあなたにしか見えない未来
君はレンガの先に何を見るのか?
著者等紹介
荒木博行[アラキヒロユキ]
株式会社学びデザイン代表取締役社長。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、住友商事入社、人材育成に関わる。その後、グロービスに入社。法人向けコンサルティング業務を経て、グロービス経営大学院でオンラインMBAの立ち上げや特設キャンパスのマネジメントに携わる。2015年、グロービス経営大学院副研究科長に就任。2018年、同社を退社後、株式会社学びデザインを設立し、代表取締役に就任。株式会社フライヤーアドバイザー兼エバンジェリストやNewsPicksエバンジェリストも務める。武蔵野大学教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュール リブレ
67
Voicyボイシーで毎日欠かさず朝6時から語ってる荒木マスター。元旦の今日もやってました。初の小説に挑戦、と言ってもビジネス指南書をストーリー仕立てにしたもの。社会でのキャリアをどう考えるか、研修の形を取りながら考えさせられる。この年代の頃に読んでみたかった一冊。いや、その頃は手を出さないんだろうな。変な意地があって。キャリアで悩んでる方お勧めです。2021/01/01
ワッピー
34
読み友さんの感想から。新人研修と三年目研修において人事の石川部長が投げかける問いは不安いっぱいの新人たち、そして三年後の彼らにどのように響いたか?一見、とりつきやすい昔話を題材にして、ビジネスやキャリアに結びつけていく手腕はお見事。新人研修を担当していた時代を懐かしく思い出しつつ、自分も躓いていたところ、言語化できていなかったことに今更ながら気づくことができました。多忙を理由に自己研鑽を怠っていた当時を大反省。今からでも自分も成長できると信じたい。新人君たちだけではもったいない、研修担当者にもおススメ!2021/03/19
shikada
17
寓話をもとに、仕事やキャリアについての気付きを与える一冊。若手社会人向けのメッセージという体裁を取っている。「亀はそもそもウサギに競走を挑むべきではない(自分の強みで勝負していない)」とか「裸の王様に反論することは難しい(その場の空気は判断を誤らせる)」とか、一風変わった教訓が多くて面白い。2022/07/21
岡本 正行
16
自己啓発本、私が39年に渉って勤務した職場は、この本の示すような環境にはなかった。当然、途中で脱落した人も多かった。なんとか、生き抜いて最後まで勤められた。自分と家族の生活を守る、それが最大の目的、自分自身を仕事で成長させるなんて、夢の中の夢、むしろ仕事は労働であり、義務であった。羨ましい限り。仕事をきちんとやって、人間性が高まっていく、それに伴い地位や給料も上がるなんて、考えたこともない。社長は、きっと神様のような人だろう。経営学や人を使うための心理学が気づ上げた壮大な会社、不祥事もなく、業績は急上昇2022/09/23
kuro
14
Voicyで聞いている荒木さんの著書。小説仕立てのビジネス書。相対性理論でよく聞く「抽象化」「問いの立て方」「ネガティブ・ケイパビリティ」など、荒木さんの主張がより詳細に分かってとても面白かった。4月に異動して四苦八苦している中で読んだので、とても刺さった。2022/05/06
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