天皇論―江藤淳と三島由紀夫

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天皇論―江藤淳と三島由紀夫

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  • サイズ 46判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163912097
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

出版社内容情報

昭和天皇崩御直後の江藤淳と筆者との長時間対論。その肉声と、没後五十年を迎える三島由紀夫の天皇観とを対峙させた画期的論考。

内容説明

昭和天皇崩御直後、江藤淳と筆者との長時間対論。今、その肉声に、三島由紀夫のテキストを激しく交錯させた画期的論考!

目次

天皇論の不在(歴史が消えてしまった;「昭和」の終焉に立ちもどる)
第1部 江藤淳との対話(江藤淳『離脱と回帰と―昭和文学の時空間』;「戦後」とは何だったのか;日本国憲法における「象徴天皇」の矛盾;三島由紀夫の一神教的「天皇」 ほか)
第2部 三島由紀夫の『文化防衛論』(「父」の崩壊と「神の死」;『文化防衛論』の問いかけるもの;「常若」の思想;「文化概念としての天皇」の起源 ほか)

著者等紹介

富岡幸一郎[トミオカコウイチロウ]
1957年生まれ。中央大学文学部仏文科卒。79年、群像新人文学賞評論部門優秀作受賞。現在、関東学院大学国際文化学部教授、鎌倉文学館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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めっかち

2
 読み応えある天皇論。折に触れて部分読みしたくなる良書。江藤淳と三島由紀夫を軸として、折口信夫、西田幾多郎、小林秀雄、吉本隆明、浅田彰、丸山眞男などの天皇観に触れつつ、天皇の本質に迫る。私的には、江藤の論に共感するが、三島の精神的格闘にも同情する。結果的には失敗したと思うが、三島が試みたものこそ天皇の神学だったのだろう……。この精神的格闘は令和の日本人にも求められてるのでないか?

Hideichi Sekiya

1
天皇のあるべき姿は人それぞれ違ってもいいのでは、、、2020/10/10

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