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内容説明
細野晴臣本人をはじめとし、松本隆、鈴木茂、坂本龍一、高橋幸宏、林立夫、松任谷正隆、矢野顕子など共に音楽活動をしてきた人々が証言する、苦悩、確執、“解散”の真相、そして音楽の歓び。日本のポップスを変革した音楽家の劇的な半生。決定版評伝。
目次
細野の家
一本の電話
一九六八年十二月三十一日
エイプリル・フール
はっぴいえんど前夜
ゆでめん
風街ろまん
HAPPY END
HOSONO HOUSE
キャラメル・ママ~ティン・パン・アレー
ダメージ
楽園へ
エキゾチック・サウンド
葛藤
イエロー・マジック・オーケストラ
世界進出
YMOブーム
確執
一九八一年のはっぴいえんど、YMO散開
観光音楽
アンビエントの海から
再会
再結成
ハイドパークの奇跡
音楽はつながる
著者等紹介
門間雄介[モンマユウスケ]
1974年、埼玉県出身。早稲田大学政治経済学部卒業。ぴあ、ロッキング・オンで雑誌などの編集を手がけ、『CUT』副編集長を経て2007年に独立。その後、フリーランスとして雑誌・書籍の執筆や編集に携わる。『細野晴臣と彼らの時代』が初の単著となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
1959のコールマン
69
☆5。実を言うと余り期待していなかった。著者、門間雄介氏の文章をネットで色々読んで、いまいちという印象があったからだ。しかし読み始めたらぐいぐいと内容に引き込まれていった。面白くない文章がかえって細野晴臣の伝記としては吉と出たようだ。もともと細野晴臣氏自身がユニークなので(失礼!)文章力のある人だと面白さ過剰になってしまう。結果的に最高にバランスのとれた本になった。なお、初めて語られたというものはあまりなく、今まで発行された本、メディアの引用が多い内容なので、ちょっと不満に感じる人もいるかもしれない。↓2021/02/27
ゴリ人
44
若い頃からずっと細野晴臣さんの音楽が身近にあった。 そのことでどれだけ自分の人生が豊かだったかと思う。 はっぴいえんど、ティンパンアレー、YMO、そして細野晴臣さんを取り巻く数々の綺羅星のようなミュージシャン達。膨大な資料に基づく本で、すごく楽しめた。 特に1981年のはっぴいえんどの章が好きです。2024/10/01
ばんだねいっぺい
33
狙いがそういうことなんだろうけども、むしろ、最近のアルバムのあたりのつっこんだ話も充実させて欲しかったなぁ。でも、大好きだから、幸せになって読んでしまう。周を重ねて、ちゃんと別なことをするのが、偉い。2021/05/16
山田太郎
31
なんか見た名前というかプロレス評論家と思ったらそれは門馬忠雄だったというか元ロッキングオンなんで覚えていたのかと思うが、印象薄いというか。えらくここにきて評価が上がっているというかなんだろうなと。YMOの中では一番地味だった気がするけど。高橋幸宏が一番好きなので、イマイチ凄さがよくわかってないというか。いいとは思うけど、なんだかよくわかんないというか。でも、面白かったです、この本。2021/03/20
まっと
23
構想立上げから8年。本人及び周辺への取材、膨大な文献を基にした細野晴臣の評伝であり、時代を共にした数々の大物アーチストとの交流の記録。「一度整理が着いたモノには興味がなくもう一度混沌の中をやっていくのが快感」、そしてデビュー前からの盟友?大瀧詠一が「常に革新的」と評した細野晴臣。時代の寵児YMOでミーハー的に知り、松田聖子の作品でその名に触れ、遡ってはっぴぃえんどへと手を伸ばした自分が知らなかった稀代の音楽家がそこにはいた。この間の様々な葛藤やプロデューサー活動も興味深く、彼の音楽に改めて接したくなった。2022/05/01