出版社内容情報
UFCの殿堂入りをした総合格闘技界のレジェンド桜庭和志。二〇〇〇年のホイス戦をクライマックスに彼の存在意義を炙り出す。
内容説明
UWFからPRIDEへと駆け抜けUFCの殿堂入りも果たした総合格闘技界のレジェンド桜庭和志。IQレスラー&グレイシーハンターの全貌がついに明らかになる。
目次
ホール・オブ・フェイム
レスリング
最強の格闘技
UFC2
ヒクソン・グレイシー
道場破り
リアルファイト
PRIDE.1
キングダム
UFC JAPAN
新たなる舞台
PRIDE.4
DSE
悪役登場
柔術と異種格闘技戦
グレイシー柔術
ホイラー・グレイシー
対立する価値観
107分の死闘1
107分の死闘2
107分の死闘3
ヘンゾ・グレイシー
PRIDEからの離脱
HEROS’
DREAM
クインテット
著者等紹介
柳澤健[ヤナギサワタケシ]
1960年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、メーカー勤務を経て、文藝春秋に入社。編集者として「スポーツ・グラフィックナンバー」などに在籍し、2003年にフリーライターとなる。07年に処女作『1976年のアントニオ猪木』(文藝春秋)を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T2y@
45
当時の格闘技ブームに夢中だった頃を思い出しながら一気読み。今回も衝撃の暴露オンパレード😅 日本国内で一時代を築いた桜庭、米国UFC代表など、海外からの評価・リスペクトは我々が思うよりはるかに高い。周辺のキーマン、高田・ホイス・石井館長らの今だから話せるインタビューは、あの頃の記憶と熱狂を呼び起こすには十分過ぎる程の内容でした…。2020/04/02
ミライ
42
2000年代に総合格闘技イベントPRIDEで活躍したことで有名な桜庭和志選手の軌跡を辿った一冊。2000年にPRIDEで行われたホイス・グレイシーとの伝説の1戦に関してはかなりのページ数を割いて、他の選手の裏話を交えて語られていて非常に面白かった。PRIDE後期~は体重差や怪我に泣かされ思ったような結果が出せなかったが、総合格闘技のレジェンドであることは間違いなし。UFCのダナ・ホワイトの「サクラバはPRIDE時代に適性体重で戦えていれば負け知らずだった」の一言ががすべてか。2020/07/16
nonpono
32
柳沢健を名を聞いたのは「1976年のアントニオ猪木」の頃か。退職金や借金をしても書き上げたかった一冊。そして、女子プロレスのクラッシュギャルズの本はプロレスの試合前に、水道橋の大好きな山下書店で久しぶりに単行本を買い夢中に読みふけた。そして、いまさらに桜庭を読む。2000年が24年前なんて。PRIDEは、彼氏と見ていたな。一瞬で決まる勝負がわかりやすく熱くなった。ヒクソンへの高田、船木の一方的な敗戦。幻想が破れ苦渋を舐めたプロレスファンを救ったのは、桜庭和志だった。今までにないヒーローを描いた熱い一冊。2024/04/25
akihiko810/アカウント移行中
31
「プロレスラーは本当は強いんです!」90年代から日本の総合格闘技(MMA)を引っ張ってきた桜庭の柳澤健による評伝。印象度A- プロレスから連なる日本のMMAとは何なのか、颯爽と歴史の舞台に登場したグレイシー一族とは何か、2000年のホイス・グレイシー戦(107分にわたる死闘)を軸に語る。桜庭の現在に至るまでの足跡をたどり、現在桜庭が関わっている寝技オンリー格闘技興行「クインテッド」にまで及んでいるのには好感が持てる。本書は桜庭の本だが、グレイシー、ひいては柔術とは何かまで迫る 2021/08/17
ウィック&ぺディ
24
★★★★☆2021/01/11