出版社内容情報
最低亭主から逃げた絵乃は、離縁調停の達人のもとで働くことに。一筋縄ではいかない依頼を解決しながら、念願の離縁を果たせるか。
内容説明
結婚して五年、定職にもつかず浮気と借金を繰り返す夫に絶望した絵乃は、身ひとつで家を飛び出し、離縁の調停を得意とする公事宿「狸穴屋」に流れ着く。夫との離縁を望むも依頼できるだけの金を持たない彼女は、女将の機転で狸穴屋の手代として働くことに。果たして絵乃は一筋縄ではいかない依頼を解決しながら、念願の離縁を果たすことができるのか!?
著者等紹介
西條奈加[サイジョウナカ]
1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で第十七回日本ファンタジーノベル大賞で大賞を受賞してデビュー。12年『涅槃の雪』で第十八回中山義秀文学賞、15年『まるまるの毬』で第三十六回吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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