出版社内容情報
正体を暴かれ、八王子から消えたマリィ。小山田刑事の手元にはマリィとの婚姻届が残されたが……。正真正銘、シリーズ最終巻!
内容説明
オカルト雑誌に目をつけられ、八王子から姿を消したマリィ。寂しき小山田刑事は、たった一人で難事件に挑む。しかし事件関係者の周囲で、三角帽に箒を持った少女の目撃情報が!?笑って驚いて、最後は感涙。魔法使いマリィと小山田刑事のユーモアミステリーシリーズ、ついに完結!
著者等紹介
東川篤哉[ヒガシガワトクヤ]
1968年、広島県尾道市生まれ。岡山大学法学部卒。1996年、鮎川哲也編『本格推理8』に「中途半端な密室」が初掲載。2002年、『密室の鍵貸します』が光文社カッパ・ノベルスの新人発掘プロジェクト「カッパ・ワン」第一弾に選ばれて長編デビュー。気鋭のユーモアミステリー作家として注目を集める。『謎解きはディナーのあとで』で2011年本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
231
東川 篤哉は、新作中心に読んでいる作家です。「魔法使いマリィ」シリーズ4作目です。ユーモアミステリ連作短編集、楽しく読めましたが、もう少しメリハリが欲しいかなぁ!オススメは、「魔法使いと幻の最終回」&「魔法使いと雷の奇跡」です。「奥さまは魔女」になって、感動の最終回という触れ込みですが、続編がありそうな雰囲気でした。 2020/02/20
雅
68
犯人がどこで失敗してその事にどこで気付くのか?その失敗の証拠掴みが魔法ではあるけれど、なかなか楽しい倒叙物。サクサク読めるユーモアミステリー、これで終わってしまうのなら残念2019/12/23
cinos
59
安定の緩さでマリィがついに奥様は魔女に。完結なんですね。倒叙ミステリで、魔法で犯人を特定するけど、ミステリとしてきちんと解決するのがいいです。第二話のダイイングメッセージが好きです。2020/01/30
みやしん
48
あっさり帰って来た事は拍子抜け。仕込みの魔法と愛(?)で「奥様は魔女」爆誕。魔法を都合よく利用しても、本作の醍醐味の一つは犯人のキョドりっぷりにあるのではなかろうか。そして「出会い系捜査」なるパワーワードを引っ提げたナイスキャラである警部の存在も得難い。この人を使うとどう転んでも面白い事になるだろうから、まだ続いて欲しいな。2020/08/13
みかんめろん
36
図書館本。絶対に読みたかった完結編。表紙に全てが集約されてますね。短編集ということもありやや単調に感じますが、恋するマリィがかわいくてGood。聡介と一緒に居るマリィがとても楽しそうで微笑ましいシリーズでした😄。対する「椿姫」綾乃警部はとんどん扱いが雑になっていくwあぁ綾乃ちゃんにも幸あれ。とりあえずわたしに殺人容疑が掛けられた時はボロが出ないように気を付けよう(笑)面白かったです!星3つ★★★2024/09/21