内容説明
マラソン日本記録保持者の葛藤から生まれた思考法。
目次
自分の道を選ぶこと。
マラソンを走るということ。
どんな結果も受け止めること。
環境が変わっても生き残る力を持つこと。
「今」を積み重ねること。
意志を持ち続けること。
ライバルをリスペクトすること。
不安をコントロールすること。
言い訳をしないこと。
目標を立てること。
子供たちに伝えたいこと。
大人たちに伝えたいこと。
走って、悩んで、見つけたこと。
著者等紹介
大迫傑[オオサコスグル]
陸上長距離種目選手。1991年、東京都町田市出身。町田市立金井中学校時代に陸上を本格的に始め、3年生のとき、3000mで東京都中学校最高記録を出した。佐久長聖高校に進み、2年生のときの全国高校駅伝ではアンカーとして区間賞を獲得する活躍で、優勝に貢献した。早稲田大学時代には、4度箱根駅伝に出場し、2011、12年には区間賞を獲得した。13年のカーディナル招待では、日本人学生の1万mの記録を更新した。大学卒業後は、日清食品グループと契約し、15年にはナイキ・オレゴン・プロジェクトに所属を移した。16年、日本陸上選手権大会の5000mと1万mで優勝。17年4月、ボストンマラソンでは2時間10分28秒で3位、12月の福岡国際マラソンでは2時間7分19秒で3位となった。18年10月のシカゴマラソンでは、2時間5分50秒の日本新記録を出し3位となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みえ
48
仕事で暴れる牛に嫌気がさして毎日疲れてやる気が落ちてたが、大迫さんの走ることへのこだわり、生真面目に一つのことをやり抜こうとする力、なんか自分もまだまだ頑張らねば!と思う本だった。2020/04/11
lily
46
自分で強い意志をもって思考して、傾向と分析できるから、コーチがいなくても一人で練習の組み立ても独走で新記録が出続けそう。そのくらい安心して、ずっと応援していられる選手。サブスリーに向けて、勝手に味方と思える一冊に感謝。2024/09/07
KON
37
行動、思考がシンプル。これに尽きる。走るというシンプルな競技を体現しているようにしか思えない。フィジカル、タイム等も関係なく、こんなに走ることに向いている人はいるんだろうか。シンプルで強い。これに憧れてしまう自分は自分に甘すぎる。2023/03/23
鈴木拓
33
プロランナー大迫傑さんの言葉は共感できるものが多い。そしてやっぱりかっこいい。できる限り自分で選択し、その結果を自分の責任で受け止める。だから誰かのせいにするような言い訳はしない。そういう生き方は、マラソンという範疇ではなく、一度しかない人生をいかに意義あるものにするかということに繋がっている。今はまた選手に復帰をされるとのことだが、こういう人が指導者となり、自らの背中を見せながら人を育てたら、これからの社会に希望が見える気がする。2022/02/18
はまだ
27
アメリカに渡ったプロランナー。この人の顔と走り方としゃべり方が好きで、それは買う。買った。読んだ。 「きついという感覚は、すごく主観的で、冷静に考えて、そのきつさを分析すると意外と対応できる。「今きついのはどこ? 呼吸? 脚? 脚のどこ?」そう問いかけると体全体がきついわけじゃないと気づくので、少し楽になる」とか、「きつさを分割する」とか。単なる自己啓発本とかとはぜんぜん違ってます。イチローとかの言葉と同じ。積極的にこういうのを読んでいこう。うるせぇ? うるせぇな黙れコノヤロウ ★4.5 2019/09/14