内容説明
捨て子を保護し、諜者として育てる幕府の隠密組織“拾人衆”。これを率いる水戸光圀は、父を旗本奴に殺されてのち、自我流の剣法を身につけた少年・六維了助に出会う。拾人衆に加わった了助は、様々な能力に長けた仲間と共に、江戸を焼いた「明暦の大火」が幕府転覆を目論む者たちによる放火だったのではという疑惑を追うが―くじり剣法の六維了助、見参!
著者等紹介
冲方丁[ウブカタトウ]
1977年岐阜県生まれ。96年『黒い季節』で第一回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第二四回日本SF大賞受賞。09年に刊行した『天地明察』で第三一回吉川英治文学新人賞、第七回本屋大賞など数々の文学賞を受賞。12年『光圀伝』で第三回山田風太郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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