出版社内容情報
アラサー、独身、仕事なし。逃げるようにやって来た島で痩せた野良猫と出会い、人生が動きはじめた。心あたたまるフォトエッセイ。
内容説明
激しい競争社会と就職氷河期、親からのプレッシャー…。息苦しい毎日から逃げるようにやって来た済州島で、ノラネコ“ヒック”と「家族になる」ことを決意。自分なりのやり方で、自分なりの幸せを見つけていく―。「かわいくて癒される」「涙が出た」と話題!猫本としては韓国で異例のロングセラー。
目次
第1章 白いノラネコ
第2章 一緒に暮らそう
第3章 私たちの家
第4章 新しい日々
第5章 ヒックの特徴紹介
第6章 君がいるから
著者等紹介
イシナ[イシナ]
大学卒業後、少しの放浪期間を経て済州島のゲストハウスで2年間働いた後に独立。済州島東部の小さな村で小さなゲストハウス「STAY OJO」を経営
菅野朋子[カンノトモコ]
韓国在住12年。フリーのノンフィクションライターとして日本の雑誌やウェブメディアで執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
43
いい本でした。済州島で民宿の手伝いをしている時に出会った野良だった白猫ヒック。今まで一度も猫を飼ったことがなかった著者の、悪戦苦闘ぶりが微笑ましい。子どもの頃から身近に猫がいた私とは違った視点で猫を心配しているのに驚く。痩せてガリガリだった猫が、こんなにもふっくらとして幸せいっぱいになる。こんな嬉しいことはない。コロナが終息したら済州島のヒックのいる民宿へ泊まりに行きたいです。写真もたくさん載っていて、大きなくじら雲は、まるで本当に大きなくじらが空を飛んでいるようでした。泊まりに行ったら写真も見たい。2021/08/19
宇宙猫
26
★★★★★ ゲストハウスで住み込みで働いていた著者が、ハウスにやって来るノラのヒックが怪我をしたのを きっかけに飼うことにする。ヒックの写真が凄く可愛い。・キムチメイク:韓国の猫はキムチのオレンジがついてるあるある。可愛いけど辛くないのかな。・お客さんが作ってくれた紫のアジサイの冠と首飾りがとても似合って素敵。モデルみたい。・狩りモードの「悲しげな顔」がウチの子にそっくり。ウチは模様のせいで「情けない顔」だけど。2021/09/02
椿 釦
12
普段あまり読まないジャンルに手を出したのは非常に疲れているから…。表紙の猫さんがかわいすぎて、中の写真もかわいすぎて手にとった。日記のような文章とかわいい猫の写真でサクサク読める。サクサク読めるけど軽すぎず明る過ぎず重すぎず暗すぎず、いい塩梅で一時間ぐらいで読んでしまった。猫好きな人は読んで損はないと思う。本当にかわいい猫なんだ。著者の、人と人が出会った先にある結婚をしたいっていい言葉だった。2020/04/13
ツバサ
7
猫可愛い… 共に生きていくうちに変わっていく心境が書かれている。2023/12/08
こばゆみ
7
かわいい〜ひたすら、かわいい〜〜〜! 済州島で筆者が出会った元ノラネコのヒックがかわいくて仕方ない本。とにかく表情が豊かで癒やされる(^^) 韓国のノラネコはゴミを漁った時にキムチの汁が体について、オレンジのシミがついていることが多いのだとか。あとしっぽまでトリミングしてしまうと、ネコがしっぽを敵だと思って攻撃してしまうのも知らなかった〜 何度も言うけどヒックかわいい〜2020/08/19