僕が夫に出会うまで

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163910314
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0095

内容説明

幼少期のいじめ、学生時代の初恋、失恋、抑えきれない嫉妬、そしてカミングアウト―。人知れず苦しみつづけたセーラームーン好きの少年は、それでも明るく前のめりに光を求め、幸せをつかんだ。その道のりは、誰もが共感しうる「愛と青春」に満ちている。

目次

第1章 ふつうじゃないってよ。このままじゃ、やばいってよ。
第2章 初恋は、枕もパンツも濡らすものだ。
第3章 恋するゲイ少年は、日々拷問を受けているようだ。
第4章 初めてのことが、増えました。悩みもやっぱり、増えました。
第5章 つき合うって、嬉しいことだ。つき合うって、苦しいことだ。
第6章 焦って、走って、転んで、起き上がって。
第7章 最後の恋であるように。

著者等紹介

七崎良輔[ナナサキリョウスケ]
1987年、北海道生まれ。高校卒業後、上京。2015年、パートナーシップ契約公正証書を結んだ夫と共に「LGBTコミュニティ江戸川」を立ち上げる。2015年9月、夫とともに区役所に婚姻届を提出(不受理)。2016年4月、LGBTのためのウエディングプランニング会社「合同会社Juerias LGBT Wedding」を設立。すべての人が幸せになれる結婚式を提供する目標を掲げ活動を開始する。2016年10月、築地本願寺で宗派公認、史上初の同性結婚式を挙げ話題に。2019年4月、積極的な働きかけが実り、東京・江戸川区に「同性パートナーシップ証明制度」が導入され、その第1号となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mike

86
ゲイである七崎さんが夫となる人に出会うまでの半生を綴ったもので、かなり赤裸々に書いている。彼には男女問わず友人が多く、彼等はカミングアウトした七崎さんをそのままに受け止める。非常に温かく誠実な友だ。きっと七崎さん自身が人を惹きつける魅力に溢れた人なのだろう。彼はLGBT問題で悩むカップルのためのウエディング会社を立ち上げている。結婚式の他に保険、不動産、死後の問題に対処出来るようにサービスを提供しているそうだ。マイノリティーの人にとって本当に心強い存在だろう。2023/05/15

りゅう☆

82
オカマと呼ばれいじめられた幼少期。中学高校時代の初恋。知られてはならない恋心。友達でありたい。ゲイだと認めてはいけない。でも苦しんでるのは自分だけではないことに気付き、ゲイと認めることによって肩の荷が少しでも降りた時はホッとした。そして赤裸々に語られるななぴぃの恋愛。好きで一緒にいたいだけなのに、幸せの定義のすれ違い。ななぴぃが求めた幸せとは家庭を持つこと。幾たびも訪れる別れに苦しさが伴う。そしてやっと出会えた亮介くん。築地本願寺で宗派公認、史上初の同性結婚式を挙げることができて本当によかったね…………。2023/04/02

あっか

74
新刊。気付いた時には男子が好きだった著者の、少年期から旦那様に出会うまで。まるで小説のようなエッセイ。きっと許可は得ているんだろうけど思わず心配になってしまう程の明け透けさ。その理由もあとがきに書いてありますが、とっかえひっかえと思われるかも…だなんて、男女でもこれくらい普通だから大丈夫じゃない!?なんて思ったり。笑 笑い事じゃない場面でつい笑えてしまうのも著者のお人柄かな。土俵上で闘うことと土俵にも上がれないこと、選択肢があった上で選ばないのとそもそも選択肢がないのとでは雲泥の差ですよね…→2019/07/24

hatayan

46
ゲイを自覚した青年が友人に支えられカミングアウト。終生のパートナーに出会い結婚式を挙げるまでを綴った手記。同性を好きなことを告白できず周りに八つ当たりしてしまう青年時代、ゲイである友人が語った「自分は欠陥品」という言葉に色濃くにじむ世間の偏見。それでも著者は「自分だけは自分の味方でいるべきだ。」とたくましく前を向く道を選びます。 赤裸々に綴られる恋人の遍歴や性的な描写には戸惑うところがありますが、真実の言葉を求めてあえて泥臭く描いたとのこと。多様な価値観や生き方とは何か考えるきっかけを与える一冊です。2019/08/19

なるみ(旧Narumi)

34
さらさらと読みやすい一冊。あとがきがとても端的だったので、後書きを読みながら本書の内容を振り返りました。2020/01/29

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