出版社内容情報
出身省庁でトップになれなかった官僚が官邸入りし、安倍首相の権威を笠に霞が関全体を牛耳っていく側近政治の全貌を徹底取材。
内容説明
森友・加計学園問題に象徴される一連の官僚の不祥事は、官邸の指示の結果なのか忖度の結果なのか。そしてなぜ、安倍政権は数々の不祥事を起こしても磐石でいられるのか。その二つの謎を解くカギが、これまでの政権にはいなかった「官邸官僚」の存在である。首相の分身といわれる今井尚哉首相秘書官、菅官房長官が絶大な信頼を置く和泉洋人首相補佐官、内閣人事局長を務める元警察官僚の杉田和博官房副長官…。出身省庁でトップになれなかった役人が官邸の威光を背景に霞が関を牛耳る異様な実態と不透明な行政の闇を抉り出す。
目次
第1章 総理を振り付ける「首席秘書官」
第2章 影の総理の影「首相補佐官」
第3章 政権の守護神「警察官僚」
第4章 破壊された日本の頭脳「財務官僚」
第5章 「文科省」次官候補の裏口入学事件
第6章 封印された「地検特捜」
第7章 霞が関を蹂躙する「内閣人事局」
第8章 官邸外交で蚊帳の外の「外務省」
第9章 官邸に潜む落とし穴
著者等紹介
森功[モリイサオ]
1961年福岡県生まれ。岡山大学文学部卒。出版社勤務を経て、2003年フリーランスのノンフィクション作家に転身。08年に「ヤメ検―司法に巣喰う生態系の研究」で、09年に「同和と銀行―三菱東京UFJの闇」で、2年連続「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」作品賞を受賞。18年『悪だくみ「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』で大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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