任務の終わり〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163909066
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

昏睡状態にある殺人鬼は奇怪な能力を駆使して退職刑事に復讐を目論む。ミステリーとホラーを最高レベルで融合させた大作。エドガー賞受賞作『ミスター・メルセデス』にはじまる3部作完結。

メルセデス事件の生存者たちが次々に自殺を遂げる。

退職刑事ホッジズ、底知れぬ悪意の迷宮へ――

キングにしか書けない徹夜ミステリーの開幕。



6年前に暴走車を駆って大量殺人を犯した男、ブレイディは、いま脳神経科クリニックに入院していた。第二の事件を起こす直前で捕らえられたブレイディは、その際に脳に負った重傷による後遺症で、意思疎通も困難な状態にあった。だが、その周囲で怪事が頻々と発生する。看護師、師長、主治医……いったい何が起きているのか?



一方、相棒のホリーとともに探偵社を営む退職刑事ホッジズのもとに、現役時代にコンビを組んでいたハントリー刑事から、ある事件の現場に来てほしいという連絡が入った。事件は無理心中だった。6年前に起きた暴走車による大量殺傷事件で重篤な後遺症を負った娘を、母親が殺害後に自殺したものとみられた。だがホッジズとホリーは現場に違和感を感じる。やがてふたりは少し前にも6年前の事件の生存者が心中していたことを突き止める。これは単なる偶然なのか?

傑作『ミスター・メルセデス』でホッジズと死闘を演じた?メルセデス・キラー?が、いま静かに動き出す。恐怖の帝王がミステリーに挑んだ三部作完結編、得体の知れぬ悪意が不気味な胎動をはじめる前半戦がここに開始される!

スティーヴン・キング[キング,S.]
著・文・その他

白石 朗[シライシ ロウ]
翻訳

内容説明

相棒のホリーとともに探偵社を営むホッジズのもとに現役時代にコンビを組んでいたハントリー刑事から現場にきてほしいと連絡が入った。事件は無理心中。6年前に起きた暴走車による大量殺傷事件で重篤な後遺症を負った娘を、母親が殺害後に自殺したものとみられた。だがホッジズとホリーは現場に違和感を感じ、少し前にも6年前の事件の生存者が心中していたことを突き止める。これは単なる偶然なのか?一方、6年前の事件の犯人、ブレイディは脳神経科クリニックに入院していた。大規模な爆破事件を起こそうとして直前で阻止されたブレイディは、その際に脳に重傷を負い、後遺症で意思疎通も困難な状態にあった。だが、その周囲で怪事が頻々と発生する。看護師、師長、主治医…彼らに何が起きているのか?エドガー賞受賞の傑作『ミスター・メルセデス』でホッジズと死闘を演じた“メルセデス・キラー”が静かに動き出す。恐怖の帝王がミステリーに挑んだ三部作完結編、得体の知れぬ悪意が不気味な胎動をはじめる前半戦がここに開始される!

著者等紹介

キング,スティーヴン[キング,スティーヴン] [King,Stephen]
1947年、アメリカ、メイン州生まれ。1974年に『キャリー』で作家デビュー。恐怖小説をアクチュアルな現代小説に再生した「モダン・ホラー」の巨匠。『11/22/63』で「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」1位。『任務の終わり』はアメリカ探偵作家クラブが贈るエドガー賞の最優秀長編賞を受賞した『ミスター・メルセデス』にはじまる三部作完結編

白石朗[シライシロウ]
1959年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

206
スティーヴン・キングは、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。『ミスター・メルセデス』にはじまるミステリ三部作完結です。本作は、ミステリよりもホラー色が強いかも知れません。続いて下巻へ。トータルの感想は下巻読了後に。2018/10/10

KAZOO

128
ホッジス(元)刑事シリーズ三部作の最後のものです。最初の話に繋がります。最初事件を起こした犯人が7年後にある媒介を通じて覚醒し、また犯罪を起こします。良くまあ考えているなあと思いますがこの作者の「セル」という作品とのつながりのようなものを覚えます。また荒木飛呂彦のコミックを思い出したりしました。私にとっては楽しめる作品です。2019/06/03

107
うーん、『ミスター・メルセデス』は確かミステリーだったはずなんだけど、ストーリーが進むにつれてサスペンス色が強くなってきたように感じました。このまま行くとなると自分の得意な土俵であるホラーで仕上げにかかってしまうのかな?と思いました。かと言って面白くないわけではありません。ホリーによって植物人間状態にされてしまった“メルセデス・キラー”が静かに反撃の機会を伺っている様は不気味で、これからどんな動きを見せてくるのか?と惹き込まれます。ホッジズの体調も気になるし、早く結末を知りたいので下巻へと向かいます。2021/10/14

ちょろこ

93
不安感でいっぱいになってきた一冊。忘れられないあの忌まわしい事件。あの事件の陰で様々な人の人生が狂わされたことを改めて感じさせるスタート。あぁ、メルセデス・キラーことブレイディとの対決は終わっていない、むしろこれからが最後の対決、そう思うと興奮感を感じたが、ブレイディのとんでもない手段と手強さ、ホッジズの身体と、次第に不安感でいっぱいになってきた。ホッジズチームには何としても…!という思いがこみ上げてくる。下巻へ。2018/11/27

のぶ

92
本書を読み始めて困った。前2作からの流れが大いにストーリーに関連がある事が分かった。自分は前2作を読んではいるが、内容にほとんど記憶がない。上巻を読む限りだが、それでも本作だけでも楽しめる本ではあると思った。探偵社を営むビル・ホッジズは昔の仲間の刑事から、ある事件の現場に来てほしいという連絡が入った。事件は無理心中だったこの心中事件が過去の事件との関連があると考え、ホッジズは調査を開始する。上巻を終わった段階でまだ先は見えない。感想は下巻で。2018/11/03

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