想い人―あくじゃれ瓢六

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163909011
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

大火で行方不明になった恋女房のお袖に似た女性がいた。そんな知らせが瓢六のもとに届く。想い人との再会なるか…。シリーズ第六作。元悪党にして稀代の色男・瓢六の「人生の決断」を描く人気シリーズ第六作。

瓢六にとっての「想い人」は誰なのか!



八年前の天保九年の大火で、恋女房のお袖とお腹の子が、行方知れずに――。

少しずつ、気力を取り戻していた瓢六のもとに、「梅の木を眺めている女がお袖にそっくりだった」という話が届いた。

瓢六の心は、お袖と、武家の女性・奈緒の間で揺れ動く。

瓢六はお袖と再会できるのか。それとも、奈緒への気持ちを貫くのか。

そのほか、島流しから江戸にもどり、妻との再会を願う武士など、魅かれあえども結ばれない男女を描いた今作は、「人を想う」ことの哀歓を情感豊かに描き出したシリーズ最高傑作!

諸田 玲子[モロタ レイコ]
著・文・その他

内容説明

八年前の天保九年の大火で、恋女房のお袖とお腹の子が、行方知れずに―。少しずつ、気力を取り戻していた瓢六のもとに、「梅の木を眺めている女がお袖にそっくりだった」という話が届く。瓢六の心は、お袖と、武家の女性・奈緒の間で揺れ動く。島流しから江戸にもどり、妻との再会を願う武士など、魅かれあえども結ばれない男女を描いた、「人を想う」ことの哀歓を情感豊かに描き出したシリーズ最高傑作!元悪党にして稀代の色男の「人生の決断」、人気シリーズ第六作。

著者等紹介

諸田玲子[モロタレイコ]
1954年、静岡県生まれ。上智大学文学部英文科卒業。外資系企業勤務ののち、96年『眩惑』でデビュー。2003年『其の一日』で第二十四回吉川英治文学新人賞、07年『奸婦にあらず』で第二十六回新田次郎文学賞、12年『四十八人目の忠臣』で第一回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。江戸ものシリーズほか、戦国時代、平安朝、明治、昭和など多岐にわたる時代に題材をとった小説を執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

171
六さん、お久しぶりです。連作6話どれも好い。一気に読めます。生きていた。生まれていた。さあ、さあ、瓢六どうする?生きてさえいてくれたなら、そして今が幸せなら・・ええぃ、お袖は焼きもちやきだもの、記憶が戻っちゃね、そこはすんなり行く筈も無く。奈緒が一枚上を行く、賢く出来た好い女だってことで一件落着ですね。このシリーズまだまだ続くのかな?2018/10/22

初美マリン

105
久しぶりに読んだあくじゃれ、とてもいい人になっていた。火事で行方がわからなっていた、奥様に会えて良かったですね!2020/03/04

優希

59
ハラハラとドキドキが止まりませんでした。切なくて締め付けられる感じがします。お袖が子供と一緒に生きていて良かったと思いました。嬉しさに満ちた1冊と言えますね。2021/04/07

星落秋風五丈原

38
いやーやっと再会できてよかったよかった。脇役にしてはビッグな勝海舟はこれから本格的に活躍するのか?40になってもモテモテの瓢六。遠山の金さんもさりげなく登場。2018/10/02

真理そら

30
ここまでの5巻を復習のために再読した。忘れっぽい自分にゲンナリする読者である。カバー絵が若干ネタバレ感があるものの奈緒のキャラが魅力的なので楽しく読めた。身重だから人妻で、身形から江戸の粋筋の女だということは分かっていたはずなのに身元を探そうとせずに妻にしたのは、助けた瞬間に佐野は恋に落ちたのかもしれないなあ。愛情表現が下手な上に、過去の想いを断ち切れない相手への想いを奈緒は自分の中でどう受け止めていたのだろう。奈緒中心の番外編も読みたい気分。それにしても豪華な脇役達だった。2018/10/25

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