ストロング・スタイル

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163908823
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

プロレスラーのどん底からの挑戦を描いた青春人情小説。強さとは何か。父母や友人の言葉を得て二人のレスラーが辿りついた答えとは。プロレスラーの「どん底からの挑戦」を描いた青春人情小説。

「強さとは何か」父母や友人らの言葉を得て、二人のレスラーが、たどりついた「答え」とは。



『2011年の棚橋弘至と中邑真輔』の著者

柳澤 健 氏、絶賛の人間ドラマ!

「憎しみも弱さも欲望も嫉妬も、そして虚構も、すべてをさらけ出してなお、プロレスは強い。だからこそ、プロレス小説を書くのは勇気が必要なのだ。この作者は果敢に挑み、白熱した試合と想像を超えるフィニッシュを作りあげた」(柳澤 氏)





父の影響でプロレスファンになった御子柴大河は、少年の頃からの夢を叶え、日本最大のプロレス団体・JPFのトップレスラーへの道を駆け上がる。しかし、プロレス人気は凋落の一途をたどっていて……。

一方、大河の同級生、小林虎太郎は、抜群の運動神経を持ちながら、体が小さいことを理由にイジメを受け、心に傷を抱えていた。その後、「イジメ撲滅」を標榜するインディープロレス団体に入団するが、ある理由から悪役レスラーに転向することに。

天性のスターと、不遇の天才。

境遇は違えども、「強さとは何か」を求め続ける二人。

団体経営に大きな影響力を持つマッチメイカーたちの思惑が交差する中、大河と虎太郎は、マットの上で、答えを見つけることができるのか――。

行成 薫[ユキナリ カオル]
著・文・その他

内容説明

「強さとは何か」父母や友人らの言葉を得て、二人のレスラーが、たどりついた「答え」とは。父の影響でプロレスファンになった御子柴大河は、少年の頃からの夢を叶え、日本最大のプロレス団体・JPFのトップレスラーへの道を駆け上がる。しかし、プロレス人気は凋落の一途をたどっていて…。一方、大河の同級生、小林虎太郎は、抜群の運動神経を持ちながら、体が小さいことを理由にイジメを受け、心に傷を抱えていた。その後、「イジメ撲滅」を標榜するインディープロレス団体に入団するが、ある理由から悪役レスラーに転向することに。天性のスターと、不遇の天才。境遇は違えども、「強さとは何か」を求め続ける二人。団体経営に大きな影響力を持つマッチメイカーたちの思惑が交差する中、大河と虎太郎は、マットの上で、答えを見つけることができるのか―。

著者等紹介

行成薫[ユキナリカオル]
1979年、宮城県生まれ。東北学院大学教養学部卒業。2012年『名も無き世界のエンドロール』(『マチルダ』改題)で第二十五回小説すばる新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やも

79
【ストロング・スタイル】=実力至上主義。プロレスは命と魂をかけたショー。ほぼ初めて知るプロレスの世界に胸がドキドキ。あぁ、今すぐ男になってドロップキックをしてみたい、バックドロップされたい、体と心を鍛えて闘いたい、自分の限界を試してみたい…!!🤼💥【受けの美学】か。そんな目でプロレスを見たことなかった。自分に自信と勇気がなければ出来ないこと。いつだって危険と隣り合わせ。けど、やるんだよね、だって彼等はプロレスが好きだから!!そして幕の開ける因縁試合。その結末は…。ふぅ、アツくいい話だったぜ。★4.52022/04/22

66
プロレスはショーだと思うし筋書きのあるドラマだと思う。だからといって鍛え上げられた肉体や磨き上げられた技術を見て、アツくなる事にウソは無い。【受けの美学】があるプロレスこそ最強です2020/09/01

むぎじる

40
ベビーフェイス(善)とヒール(悪)、選手のさまざまな因縁は、プロレスでは欠かすことのできない存在である。ファンはもちろんフィクションであることを知りながら楽しんでいるが、それが現実のことだったら・・・。いつの間にか苦しい道を歩まされ、恨むことが原動力となってしまった小林虎太郎と、スポットライトを浴びて輝く御子柴大河の関係はまさに陰と陽。2人の立場の違いに涙し、息が詰まるほど感情移入してしまった。フィクションでありながら臨場感にあふれ、プロレスの楽しさやるせなさがギュウギュウに詰まった大満足の1冊。2019/04/30

りんご

39
私の今読みたい内容が全てここに詰まっていた!泣いた。興行である事、台本がある事、分かった上でも肉体のぶつかり合いは痛い、そして苦しい。技を掛けられたら受ける、強いから受けるのだ。レスラーは強いのだ。行成さんだから、回想シーンがぽんぽこ出てくる、心地よい。登場人物達、みんながいろんなものを背負って戦ってる。はー、泣きすぎて頭痛え。2022/03/27

KI

31
傷のひとつひとつが受け入れる強さの証明なんだ。2018/08/11

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