憲法が変わるかもしれない社会

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憲法が変わるかもしれない社会

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163908786
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

出版社内容情報

長谷部恭男、片山杜秀、石川健治、森達也、国谷裕子、原武史――憲法を巡る各テーマを豪華ゲストと共に考える、高橋源一郎の白熱講座戦後日本で、かつてなく改憲の可能性が高まるいま、「知ってるようで知らない」憲法について本質を理解するための決定本。

長谷部恭男、片山杜秀、石川健治、森達也、国谷裕子、原武史――憲法を巡る各テーマを豪華ゲストらと共に徹底的に考えた、高橋源一郎の白熱講座へ、ようこそ!



・憲法は条文がすべてではない!?

・9条は意味論と語用論に分けて考えよう

・立憲主義は民主主義と対立し得るもの?

・大正デモクラシーから国家総動員体制にいたった流れ

・天皇の「おことば」が突きつけた問題とは?



社会の「分断」を越えた対話のために――土台となる決定本がここに。

高橋 源一郎[タカハシ ゲンイチロウ]
著・文・その他

長谷部 恭男[ハセベ ヤスオ]
著・文・その他

片山 杜秀[カタヤマ モリヒデ]
著・文・その他

石川 健治[イシカワ ケンジ]
著・文・その他

森 達也[モリ タツヤ]
著・文・その他

国谷 裕子[クニヤ ヒロコ]
著・文・その他

原 武史[ハラ タケシ]
著・文・その他

内容説明

憲法って、最高に面白い。憲法は条文がすべてではない!?9条は意味論と語用論を分けて考えよう。天皇の「おことば」が突きつけた問題とは。のべ3000人が興奮した白熱講座!社会の「分断」を越えた対話のために―土台となる決定本。

目次

第1講 ゲスト・長谷部恭男―憲法問題こそ、「法の解釈」が問われる
第2講 ゲスト・片山杜秀―天皇制とデモクラシーの歴史を読み解く
第3講 ゲスト・石川健治―立憲主義って、何なんだ?
第4講 ゲスト・森達也―不寛容社会における人権問題
第5講 ゲスト・国谷裕子―「分断」が進む時代におけるメディアリテラシー
特別対談 ゲスト・原武史―いま、僕たち国民が問われている

著者等紹介

高橋源一郎[タカハシゲンイチロウ]
1951年、広島県生まれ。作家、明治学院大学国際学部教授。81年『さようなら、ギャングたち』で群像新人長篇小説賞優秀作受賞。88年『優雅で感傷的な日本野球』で三島由紀夫賞、2002年『日本文学盛衰史』で伊藤整文学賞、12年『さよならクリストファー・ロビン』で谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

68
ネットの台頭が不寛容な社会を形成する大きな力になってしまっている。すべてのひとを柔らかく包めるような、まったく新しい交流の仕方というのはできないだろうか。ひとがひとである限り無理なのだろうか。絶望を深めるばかりだが、智慧はそれを超えていけないだろうか。2018/08/26

ぐうぐう

38
世界が分断されていくことの認識を、日毎に実感させられる。それは何も、トランプ大統領の言動を見るまでもなく、ごくごく身近な場面で感じることが多い。例えば、ネット。全世界と繋がっているとされるインターネットは本来、多種多様な価値観が存在し、グローバルであるがゆえに寛容な空間になるはずなのに、右と左といったように、たった二種類で色分けされ、相手を否定し合う場と化していることが多い。(つづく)2018/08/21

樋口佳之

24
昭和天皇は敗戦直後から人間天皇になられたはずでしたが、ああいう時はやはり神ですよ。ひとりの人間の生き死にが元号の変更に直結する。そんな人間が普通の人間であるとはなかなか思えないでしょう。/ああいう劇的な国民の体験が平成の終わりにはないことになった。それだけでも大変なことです。人間天皇を人間でなくする大きな機会として戦後民主主義の時代にも残された崩御のシステム。それを無力化するのが生前退位/タイトルからは予想しない量の天皇制論議だったけど改めて版元を見て納得。2018/09/28

ruki5894

23
憲法を知る。まずはそのことから始めようと思うが、憲法を知るにはどうも民主主義を知らなすぎるということに気付いた。まぁ学者が一生かけて研究するくらいだから、忘れずに長くやっていこう。「憲法改正を私の手で!」とのたまうニュースを見て、何を言ってるのか。と、暗澹たる気分になった。2019/12/10

miunac

4
言うまでもないことだが、文系の思考は全て仮説である。確か丸山眞男もそう言ってた。「絶対である」と言い張る現政権や歴史修正主義に対して、高橋源一郎は出来うる限りの仮説を提示したかったのだろう。私は部分的には同意し、部分的には反感を持った。それでいいのだ。画一的な正義があるなどと思うほど、私はお目出度くはないし、この世界は簡単ではない。2018/08/12

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