肉声―宮崎勤30年目の取調室

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肉声―宮崎勤30年目の取調室

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163908687
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

三十年前の連続幼女誘拐殺人事件。宮崎勤の逮捕直後の取調べが録音されていた。警視庁名物刑事との“攻防”から明かされた真実とは。日本中を震撼させた「東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件」の取り調べが録音されていた。

初めて明かされる取調室での息詰まる対決!

密室で語られた真実とは――



昭和から平成、一九八八年八月から翌年六月にかけて埼玉・東京で四歳から七歳の幼女四人が次々と誘拐され殺害された東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件。

犯人の宮?勤は「今田(いまだ)勇子(ゆうこ)」と名乗り、殺害した少女の遺骨と意味不明な自筆の紙片を遺族の自宅玄関前に自ら届けた上、犯行声明文、告白文を遺族や新聞社にまで送り付けていた。

事件発生から約30年――。

フジテレビ報道局は宮?の取り調べの音声テープを独自に入手した。

逮捕直後、宮?は取調室で警視庁捜査一課の名物刑事に何を語っていたのか?

入手した27本の音声テープを検証し、犯罪史上類を見ない“猟奇的な劇場型犯罪”の闇に迫る!

安永 英樹[ヤスナガ ヒデキ]
著・文・その他

内容説明

昭和から平成、一九八八年八月から翌年六月にかけて埼玉・東京で四歳から七歳の幼女四人が犠牲になった東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件。犯人の宮崎勤は「今田勇子」と名乗り、殺害した少女の遺骨と意味不明な自筆の紙片を遺族の自宅玄関前に自ら届けた上、犯行声明文、告白文を遺族や新聞社にまで送り付けていた。事件発生から約三十年―。フジテレビ報道局は宮崎の取り調べの音声テープを独自に入手した。逮捕直後、宮崎は取調室で警視庁捜査一課の名物刑事に何を語っていたのか?入手した二十七本の音声テープから、犯罪史上類を見ない“猟奇的な劇場型犯罪”の闇に迫る!

目次

第1章 連続する最悪の事態
第2章 自供―八月九日午前十時から午後十一時三十分の記録
第3章 取調室にいる普通の青年
第4章 家族の暗流
第5章 今田勇子
第6章 偶然の一致
第7章 二世の観念
第8章 嘘の辻褄を合わせる
第9章 埼玉にいる殺人犯
第10章 否認の心理
第11章 精神鑑定

著者等紹介

安永英樹[ヤスナガヒデキ]
1976年生まれ。フジテレビ報道局報道番組部プロデューサー。2001年TBS入社後、報道局社会部で警視庁担当。夕方のニュース番組やバラエティ番組を担当した後、2010年フジテレビに入社。報道局で『FNNスーパーニュース』など夕方のニュース番組担当後、金曜プレミアム『実録!金の事件簿』やドキュメンタリードラマ『衝撃スクープSP30年目の真実~東京・埼玉連続幼女誘拐殺人犯宮崎勤の肉声~』などの番組を制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とくけんちょ

41
昭和史に残る残虐な事件。取調べの録音テープの残されたやりとりから、事件捜査を見返す。まず、なんで取調べの録音テープなんてものがあんの?ってところと、よくそれがマスコミに漏れたなと。確かにそこに興味を持ち、読み終えたものの、この本で明らかにしたことって一体、なんだったんだろうか。テープの存在は衝撃的だが、それ以上以下でもなく、よくわからないままだった。2024/03/24

おさむ

38
30年前、日本社会を驚愕させた連続幼女殺害事件。その犯人である宮崎勤は公判を通して、精神障害者である主張を重ねた。マスコミもそれを報道した為に、今では世間一般の認識がそうなっているきらいがある。その風潮はこの本を読むと覆される。取調室での様子の録音記録は、宮崎の小心で狡猾で、虚言にまみれた実態を浮き彫りにしている。本著のベースになった2017年10月の特番は観ていないが、見事なフジテレビ記者のスクープだと思います。2019/03/16

みこ

27
この事件が私にとって猟奇殺人として未だに最もインパクトの強い事件となっているのは世代的なものが理由かと思いきや、精神鑑定など後の裁判などにも強い影響を残しているからのようだ。 取調室における宮崎と捜査員のやり取りが中心となっている。宮崎の言葉はイメージと異なりどこか緩やかで普通さを感じさせるが、それでも取調室の緊迫した様子が伝わってくる。同時に、当時私が彼に抱いていたイメージ(それは多分にマスコミによって作られたものだが)とのギャップに戸惑いも覚える。決して彼が特異なのではなく殺人犯は日常の中にいるのか。2019/05/09

ココロココ

25
世間を騒がせた宮崎勤。死刑は執行されたが、遺族たちの無念は晴れない。テレビ放映は観ていないが、とても分かりやすい文章だった。精神鑑定が問題とされているが、この肉声テープの内容を読んでも、心神耗弱だとは感じられない。少しでも罪を軽くしようと嘘の供述をしたり、公判では取り調べの時と態度が違ったり、落書きしてみたり。遺族への謝罪の言葉もなく死刑執行されたのは、残念である。2019/03/21

gtn

24
はっきり分った。宮崎勤はまともである。何がネズミ人間だ。何が祖父を再生させる儀式だ。名物刑事、大峯警部補の乱暴で単刀直入な取調べに対し、丁々発止のやり取りを見せる宮崎。いらつく大峯に向かって「誰のせいですか?」「お前だよ!」例えが悪いが漫才だ。大峯、確かに敏腕である。言葉を選んでのらりくらり逃げる宮崎に本心を語らせ、ついに死刑に追い込んだ。2019/06/17

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