出版社内容情報
『野良猫ロック』『さそり』『修羅雪姫』『鬼平犯科帳』など存在感ある演技と役柄で時代を超えて愛される女優が半生を振り返る。すべての世代に響く、かっこいい女性のパイオニア・梶芽衣子のすべてが詰まった一冊
17歳でスクリーンデビューした梶芽衣子。思ったことを口にしてしまう彼女は生意気な女優として名を馳せるが、その裏で心細さに泣いた日々もあった。しかし持ち前の負けん気と「勉強、努力、忍耐」のスローガンを抱え、女優としての道を切り拓いていく。「女囚さそり」での一言も話さない主役という案を考えたり、子供が欲しくて結婚を機に引退を考えていたり、恋人からのDV、それまでのイメージと異なる「寺内貫太郎一家」への出演、歌手活動、勝新太郎や高倉健との共演、「曽根崎心中」の苦労と成功、望んでいた企画を奪われた失意と怒りと達観、鬼平犯科帳に心血を注いだこと、亡くなった妹や海外で活躍する弟や料理人であった父のこと、これからやりたいこと……女優梶芽衣子の波乱万丈の人生を、振りかえる。
梶 芽衣子[カジ メイコ]
著・文・その他
内容説明
野良猫ロック、女囚さそり、修羅雪姫、曽根崎心中、鬼平犯科帳…数々の作品でひときわ異彩を放つ女優・梶芽衣子。深作欣二、勝新太郎、高倉健との撮影秘話からプライベートまで彼女のすべてがあきらかに!
目次
銀座でモデルにスカウト
まったく未知の映画の世界へ
打たれ強さを試される日々
大恩人の高橋圭三先生と山岡久乃さん
監督にもの申す
太田雅子から梶芽衣子へ
『野良猫ロック』
日活を辞める
テレビドラマの現場で
予想もしなかったポスト藤〔ほか〕
著者等紹介
梶芽衣子[カジメイコ]
1947年東京都生まれ。65年スカウトにより日活映画「青い果実」で主演デビュー。映画出演作に、日活「野良猫ロック」シリーズ、東映「さそり」シリーズ、東宝「修羅雪姫」シリーズ、松竹「わるいやつら」、ATG「曽根崎心中」ほか多数。75年「さそり」「修羅雪姫」などでエールフランス女優賞、76年「無宿」にて京都市民映画祭主演女優賞、78年「曽根崎心中」にてブルーリボン賞、毎日映画コンクール、キネマ旬報ベスト・テン、報知映画賞の主演女優賞、モントリオール世界映画祭審査員特別賞、95年松竹「鬼平犯科帳」にて報知映画賞助演女優賞を受賞。テレビ出演のほか、歌手としては、東映映画「さそり」挿入歌「恨み節」(120万枚)で、73年日本有線大賞優秀賞を受賞。LP、シングルも多数
清水まり[シミズマリ]
フリーランス・ライター。歌舞伎を中心にエンタテインメントの分野で俳優やスタッフのインタビュー、紀行文、随筆を執筆。時に編集や監修も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keroppi
鱒子
gtn
愁
0607xxx