出版社内容情報
男は度胸、女は愛嬌、なんてキャッチフレーズは、いつの時代のものだろうか? 今ではすっかり男は煩悩、女は本能で生きている……。
少年時代のときめき、初めてできた恋人との甘酸っぱい思い出、キャバクラやSMバーの出来事、美術や映画のエロ目線考察などなど「人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた」の書き出しでおなじみ、「週刊文春」人気シリーズ第三弾!
ついに「老いるショック」現象がおきはじめた著者は、おじさんではなく、美魔女を目指すことに!?
エロの中に笑いあり、ペーソスあり、涙あり!
エロエロエッセイの巨匠、みうらじゅんの筆がますます冴えわたる!
編集長就任が決まった途端、「連載お願いします、エロで」と依頼をした新谷学編集長と、その期待に応えようと自らの性体験を暴露しまくる「一人文春」みうらじゅんとの「セルフ文春砲対談」も収録。
「親しき仲にもスキャンダル」の精神でスクープを連発し続ける編集長の「今まで経験した人数は、何人くらいなんですか?」という質問に、みうらはどう答えるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
90
あれれ。これ3作目なのね!2作目読んで無かったわ。みうらさんの若い頃の写真をネットで見て、これはモテたのも納得。内容的には1作目とそれほど変化もなく、本当のことなのか創作なのか分からない部分もあるし実際男にしか分からないのだろう。実にくだらなくてアホらしいな思うこともあるけど笑えるんだ。でもエロ話ばかりじゃないのよね。「世界は女の機嫌で動いている」うーん、いい言葉です。 2018/03/10
GAKU
52
週刊文春連載「人生エロエロ」の第3巻。3巻目ともなると、ちょっとパワーダウンの感も。以前どこかで読んだようなネタもチラホラ。やはり1巻目が一番面白かった。2018/01/27
テクパパザンビア
29
面白かった。人生エロエロ、されど、だもの、色褪せぬ面白さ。老いるショックはあるが青春の思い出しながら楽しめた。「LALALAND」がハリウッドの俗称だとは勉強になった、「PとJK」も「Logan」も観たから納得した。2019/09/04
zen1ro
12
外で読み 挿絵とタイトル 気にしちゃう2018/08/13
千恵蔵
10
少々のネタ捻り出した感はあっても、充分に楽しめた。みうら氏も還暦。そこここに「老いるショック」の影響が及んで、エロ本の嗜好も熟女モノとなり、一万円もする箱入り写真集にまで手を出したそうな。そればかりか、「美魔女になりたい」という考えにまで至り、お花をバックに写真を撮ってもらった、その写真が熟女のそれと思想を一にしていて、なんだか微笑ましい。巻末の対談で週刊文春編集長が言うには、みうら氏版「瘋癲老人日記」だという。潮吹きシーツの上で眠って風邪をひいた話に悪寒を覚え、エロカセットブックの虚しさに脱力して笑う。2020/02/25