出版社内容情報
人質は企業データ、身代金は七千万、猶予は二日間……コードエージェント社長・安藤裕美と、プログラマー・鹿敷堂桂馬が犯人に挑む。安藤裕美は、人材派遣会社を経て20代で会社「コードエージェント」を立ち上げ、腕のよいプログラマーを企業に斡旋している。だが、取引先で、自分の会社が送り込んだプログラマーが企業データを暗号化して失踪し、”身代金”7000万円を要求してくるという大事件が起きる。「電子おくすり手帳」5万人分のデータを人質に取られているため、警察に通報して事件が公になれば会社は社会的信用を失う。極秘の捜査を依頼され、安藤は出資者の東城院加奈子から、補佐役として奇妙な青年を紹介される。鹿敷堂(かしきどう)桂馬。いかにもやる気のなさそうなこのプログラマーに、安藤は苛立ちを覚えるが……。
「ぼくはプログラマーなので、コードで答えさせてもらいます」
「プログラマーという人種はですね。
他人とともに、自分も信じない人間なんですよ」
いかにもやる気なさげなプログラマー探偵、鹿敷堂登場!
相棒の安藤裕美をイラつかせながらも、やるときゃやる!
柳井 政和[ヤナイ マサカズ]
内容説明
安藤裕美は、人材派遣会社を経て、プログラマーの転職を扱うベンチャー企業を起業。だが、取引先で、自分の会社が送り込んだプログラマーが企業データを暗号化して失踪し、“身代金”七千万円を要求してくるという大事件が起きる。極秘の捜査を依頼され、安藤は出資者の東城院加奈子から、補佐役として奇妙な青年を紹介される。鹿敷堂桂馬。いかにもやる気のなさそうなこのプログラマーに、安藤は苛立ちを覚えるが…。情報社会の最先端が舞台の、ブラック&リアルな社会派ミステリー。
著者等紹介
柳井政和[ヤナイマサカズ]
1975年福岡県北九州市生まれ。97年熊本大学理学部生物科学科卒業。ゲーム会社勤務を経て、現在クロノス・クラウン合同会社代表社員として、ゲームやアプリケーションの開発、プログラミング系技術書や記事の執筆をおこなう。2016年、第23回松本清張賞応募作「バックドア」が最終候補となる。同作に大幅に加筆修正した『裏切りのプログラム―ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬』が、小説家デビュー作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
るっぴ
Thinking_sketch_book
のなのな
だいとーさ
マサキ@灯れ松明の火