アメリカはなぜトランプを選んだか

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アメリカはなぜトランプを選んだか

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163904986
  • NDC分類 314.895
  • Cコード C0095

出版社内容情報

米大統領選で共和党指名を確実としたドナルド・トランプ。日本であまり報じられなかった数々の発言を網羅し、その実像に迫る。アメリカ国民をとらえたものは何か?



――ある程度の核拡散はOKか?

トランプ「拡散ではない。私は何よりも核兵器が嫌いだ。私の叔父はMITの教授だった。昔よく核問題について私に話していた」

――でも日本と韓国について言うと、矛盾している。

トランプ「イランは一〇年以内に核兵器を持つだろう」

――日本と韓国が核兵器を持つことには全く問題はないということか。

トランプ「いつか我々は、日本が北朝鮮の狂気に対して自己防衛するようになれば、ましな国になるだろうと言わなければならない。韓国も同じことだ」

――日本が核兵器を保有してもOKとあなたは言った。韓国もOK。そしてサウジアラビアもそうか?

トランプ「正直に言ってもいいか。いずれ起こることだ。単に時間の問題だ。彼らは核兵器を保有する。でなければ完全に核兵器を除去するしかない。中国、パキスタン、ロシアなど多くの国がすでに保有している。北朝鮮が保有しているなら、ある意味では日本も核兵器を保有した方がいいのではないか。北朝鮮は核を保有している。ただ搬送システムがないだけだが、もうすぐそのシステムもできる」

――あなたは世界にはこれ以上核兵器がいらないと言っているのに、日本と韓国は核兵器を保有していいということか。

トランプ「これ以上核兵器は必要ない。オバマが立ち上がって今日の世界の最大の脅威は地球温暖化であるというのを聞くと、この人は冗談を言っているのか、と言いたい。私が懸念している唯一の温暖化は核による温暖化だ。それが唯一の最大の脅威だ」



アメリカ取材30年のジャーナリストが徹底検証するトランプの実像!

開高  一希[カイコウ カズキ]

内容説明

暴言放言と言われてもその言葉には力がある。全世界が注視する実像に迫る!

目次

第1章 トランプ・タワーで行った出馬宣言
第2章 Make America Great Again
第3章 日本は核兵器を持つだろう
第4章 政府はビジネスのように
第5章 女性差別主義者?
第6章 トランプによるトランプ
第7章 なぜトランプ旋風を止められなかったか
第8章 トランプのスピーチ術

著者等紹介

開高一希[カイコウカズキ]
アメリカ取材30年のジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y2K☮

45
過激な暴言は計算の内。全米を掌の上に乗せるポピュリズムの熟知と反グローバリゼーションの風に乗ったのが勝因か。だが政治家経験ゼロの70歳であるのも事実。TPPを誤解していて思いやり予算や地位協定に関しても多分勉強不足。頭がいいから弁は立つけど知識が無いのではぐらかしも多い。アメリカさえ良ければOKという以外には政治的信念に乏しく、故に柔軟という見方もできるが、思いつきで主張が二転三転しそうな気配も。ともあれ日本にとっては真の平和&独立について考える好機。駐留費を全額負担してでも米軍様にいて頂くか、それとも。2016/11/10

またおやぢ

19
大統領就任前の発言録にすぎず…彼を支持する人々とその背景の記述や分析を期待していた小生にとっては残念な内容の一冊。2017/02/07

izw

12
アメリカ大統領選挙が終わった後、図書館の新着コーナーにあったので、もうこんなタイトルの本が出たのか、と思って読んでみたら、何か違う。トランプが大統領になったら、と仮定の話、未来の話としてい記載されている。そこで初めて発行日をみたら、2016年7月、予備選挙後の出版であった。日本のマスコミで「暴言王」と名付けられたトランプは、アメリカのメディアとも対立していたらしい。献金に頼らずに選挙戦が戦えるので遠慮するスポンサーがいない、というのがトランプの最大の強みで、誰に遠慮することなく本音が言えたようだ。2016/12/27

かおりん

7
トランプ語録やトランプの考え方がたっぷり詰まっている。トランプ旋風は本選にどう吹き荒れるのか、今後を注視したい。Make America Great Again という言葉は商標登録を譲渡してもらったが、そもそもこの台詞を世間に広めたのはロナルドレーガンだった。2016/09/18

とも

5
暴言王トランプ。次期大統領になってしまった。ということでちょいと読んでみた。相変わらず言葉遣いは酷い。でもメディアが取り上げてる程でもないのかなと感じたり。実際ビジネスでの実績はあるので期待するしかない。まぁ彼の政策は具体的で分かりやすいところはあるし、実行力もあるので良い方向に転んでくれる事を願う。2016/11/25

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