古い洋画と新しい邦画と―本音を申せば

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  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163904535
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

懐かしの洋画も見逃した近作も、その気になれば手に入る。大監督、名女優のエピソードを知ればなお楽しい。さあ、映画のある生活へ。こんな面白い映画を観ていなかったなんて、

ぼくはなにをしていたのだろう?



精力的に本を読み、政治を注視し、戦前の洋画から話題作まで味わい尽くした二〇一五年のクロニクル。

熱がこもる話題は、戦前の名画「素晴らしき休日」の面白さ、『ルビッチ・タッチ』邦訳刊行、四季の美しい「海街diary」、若尾文子の喜劇と悲劇、などなど。ただ、敗戦を体験した世代として、国会中継を見ていて「なんとも我慢ができないこと」は記しておきたい、とも。「週刊文春」好評連載「本音を申せば」の単行本化第18弾。

小林 信彦[コバヤシ ノブヒコ]

内容説明

精力的に本を読み、政治を注視し、戦前の洋画から話題作まで味わい尽くした2015年のクロニクル。「週刊文春」好評連載単行本化第18弾。

目次

映画をめぐる人々
「素晴らしき休日」の面白さ
去年の「紅白」、笠原和夫氏のこと
ぼくが生まれたころの名作映画
ペリリュー島の血戦
新旧の映画をめぐって
スーパーインポーズという発明
“死”と“生”と美女たち
空襲・ヒッチコック・アカデミー賞
エノケンと座付き作者〔ほか〕

著者等紹介

小林信彦[コバヤシノブヒコ]
昭和7(1932)年、東京生れ。早稲田大学文学部英文学科卒業。翻訳推理小説雑誌編集長を経て作家になる。昭和48(1973)年、「日本の喜劇人」で芸術選奨文部大臣新人賞受賞。「丘の一族」「家の旗」などで芥川賞候補。平成18(2006)年、『うらなり』で第五十四回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

信兵衛

16
毎年恒例のクロニクル的エッセイ集。本書を読むのはもはや習慣ですね。2016/06/07

しんこい

12
今年もエッセイが読めてよかったとまずは思います。作者自ら言う通り映画の話が新旧とりまぜどんどん増え、言及される本も映画関係中心ですね。風邪とか体調関係の話が少ないのは、安心していてよいのかな?2016/06/04

gtn

8
著者はかつて戦後史上最悪の首相を菅直人といっていたが、本著で安倍に代わっている。そのときどきの為政者が気に食わないようだ。2018/08/22

ゴリ人

7
学生の頃から、小林信彦さんのファンでした。当時は、植草甚一さんと、小林信彦さんが、私の知識の源でした。小林さんは、私の父と同じ年なのに本当にいつまでも若い感性ですね。2024/02/28

まかあい

6
帯にもある、「原稿を書く以上、他の作家、評論家とちがう、もっと鋭いことを書きたい。」に励まされる。2016/05/21

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