Sports graphic Number books<br> 天才を作る親たちのルール―トップアスリート誕生秘話

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天才を作る親たちのルール―トップアスリート誕生秘話

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163904023
  • NDC分類 379.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

取材したのは、大谷翔平、宇佐美貴史、萩野公介、木村沙織ら12家族。“天才”は生まれつきではない。親の接し方がそこへと導く。

日本を代表するトップアスリートは、家庭でどのような教育を受けたのか。
親がしたこと、しなかったこと。12家族から見えるそのルール。

世の中には「天才」と称されるスポーツ選手が何人もいる。天才って何? 大量の汗とともに磨かれる技、そして肉体と精神、その上に成り立っている競技スポーツに生きる選手に対して、「天才」という曖昧模糊とした言葉には違和感がある。その疑問から始まった、トップアスリートの親へのインタビュー集。多くの読者に好評を博した2003年刊の同テーマ書籍に続く第二弾。今回は、萩野公介(水泳)、白井健三(体操)、桐生祥秀(陸上)、永井花奈(ゴルフ)、石川佳純(卓球)、木村沙織(バレー)、井上尚弥(ボクシング)、竹内智香(スノーボード)、藤浪晋太郎(野球)、宇佐美貴史(サッカー)、宮原知子(フィギュアスケート)、大谷翔平(野球)の親へ取材。それぞれ育て方には個性がありながら、数え切れないほどの共通項もあった。筆者がそこで導き出す、天才の作り方とは。

内容説明

今を時めく“天才”の親に聞く「子供の才能の伸ばし方」。登場する親のほとんどが会社員。夫婦が共に勤務医という超多忙な親もいた。それでも天才児を育て上げたことから、親が子に接する時間の“多さ”ではなく“濃さ”であることが改めて判明。子育てに関する親の考え方は、20年前と何ら変わらないことも分かった。子供の才能の伸ばし方は、社会環境が変わろうとも普遍的なルールがある。

目次

大谷翔平―子供の本気に向き合う“覚悟”
宇佐美貴史―3兄弟の末っ子でやっと見つけた“教育方針”
石川佳純―“天才肌”の娘をやる気にさせる方法
萩野公介―決して枠にははめず子供の意志を尊重する
木村沙織―人と比べないから不安にもならない
桐生祥秀―『普通であり続ける』ことこそが大切
宮原知子―“精神論と論理的思考”2方向からのサポート
白井健三―働く親の姿こそ、なによりの教育
井上尚弥―親は反面教師。失敗も隠さない
永井花奈―メソッドを娘の目線で語る
竹内智香―目的に辿りつく道を自分で考えさせる
藤浪晋太郎―苦手な人の話にこそ謙虚に耳を傾けよう
特別対談 尾木直樹×杉山愛―尾木ママの教育論と杉山家の子育て論

著者等紹介

吉井妙子[ヨシイタエコ]
宮城県出身。朝日新聞社を退社後、1991年から、スポーツジャーナリストとして独立。『帰らざる季節―中嶋悟F1五年目の真実』で91年度ミズノスポーツライター賞受賞。スポーツに限らず人物ノンフィクションを手掛け、経済や芸術の分野でも幅広く執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうせいパパ

11
トップアスリートの親達の子育てについて良く理解できた。いずれも親がその競技を始めるきっかけを作っているが、強制することなく自主性を促すような言動をしている。親も一緒に汗を流し、同じ方向を向いている家庭が多い印象を受けた。子育ての参考にしたい。2022/08/30

小桜花子

4
読み進めていくうちに、天才の親達にはやはり共通点があった!それが何かは、読む人によって感じ方が違うので一概には言えない。恵まれた環境だったり、素質や本人の努力はもちろん、子供をフォローする親達の頑張りもすごいですね。2017/04/16

ムーミン

4
「どの親もトップアスリートに育てるつもりはまるでなく、その競技を通してちゃんとした社会人になってほしいと願っていた。社会人としての常識を学ぶ手段としてスポーツの場を選んだ。」P.220「12人の親は、トップアスリートに育てることが目的ではなく、その過程で智恵を付けさせることが最大の目的だった。長い人生を豊かに過ごしてほしい。そう願って子どもの成長を顕微鏡のような目で見続け、愛情をたっぷり注いできたのだ。」P.2212016/10/09

anken99

3
久しぶりに再読した。トップアスリートの両親に丁寧な取材を行い、その子育てについて話を聞くという内容。大谷、石川佳純など、まさに世界をまたにかけるアスリートが、どんな家庭から巣立っていたのか。いずれも共通していたことは、子供を1人の人間としてみなし、また、親が子育てを心から楽しんでいるということ。だからこそ、天に与えられた才能が、花開いていくということか。前回読んだときから時間がたち、私自身の子供も10歳になっただけに、とても参考になることが多かった。良書。2024/11/21

ポチポチ

3
尊重することや判断を委ねることも必要。主体性をもって取り組んで欲しい。やはりアスリートになるのは第二子、第三子と兄や姉がいて、常に上の子に付いていくように頑張る子が多い気がする。そして親たちがきっかけを作ってあげて、子供がやりたい!というスイッチが入ったらサポートに明け暮れる。そのハードすぎる生活を親として当然ですと当たり前にやるのだから、結果を残す人のそばにはそれを支える人が必ずいる。スポーツに限らず言えること。野口英世やトーマスエジソン、ヘレン・ケラーも一緒。1人では大成できない。2024/04/29

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