出版社内容情報
スイーツは誰かの心を不意につかんで新しい場所へと羽ばたかせるスイッチ。下町の洋菓子店を舞台に繰り広げられる鮮烈な六つの物語。
女を昂奮させない菓子は菓子じゃない
スイーツは誰かの心を不意につかんで新しい場所へと羽ばたかせるスイッチ。下町の洋菓子店を舞台に繰り広げられる鮮烈な六つの物語。
内容説明
頑固なじいちゃんと職人肌のパティシエールが営む下町の洋菓子店にようこそ。重箱の秘密は至上の宝石。スイーツに彩られた六つの物語。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Yoshihiko
322
短編で前作が伏線で繋がる連作物で、出てくるお菓子と同じに濃度の濃いお話でした。お菓子がきっかけで心理変化が生まれる感じがいい感じでした。2016/03/15
yanae
279
昭和の雰囲気が残る西洋菓子店プティ・フールを舞台にしたお話。かわいい装丁とかわいいタイトルで明るい話を想像していたけれど、さすが千早さん一筋縄ではいかない。明るいかわいいお話ではなくて、プティフールで働く主人公・恋人・お客さんそれぞれの視点で、少し影のある生活とプティフールのかかわりを描いています。ただただ甘い話ではなく、ちょっとビターな話、一気に読みました。主人公と恋人の関係はどうなるのかひやひやしたけど、おばあちゃんグッジョブ(笑)読後感よく読み終えました。おじいちゃんのシュークリーム食べたいな。2017/06/10
Nobu A
274
千早茜著書3冊目。16年発兌。嫋やかな雰囲気を纏う一冊。西洋菓子という稀有なテーマが新鮮。昭和臭漂う洋菓子店を舞台に味に煩い職人気質の爺さんと孫娘、亜樹、婚約者(後に解消する)祐介らを中心に心温まる人間模様が描かれている。パテシィエではなく「菓子職人」なのが乙。装丁も粋。洋菓子とそれらを巡る人間関係は相性抜群。どちらも一筋縄にはいかない。大事なのは相手(菓子)と真摯に向き合う姿勢。時には甘え喧嘩(ビター)もする関係性が重要。垂涎の食描写に読書中、思わず近所のケーキ屋に買いに行った。読了後、暫く余韻に浸る。2026/05/16
hiro
260
下町の洋菓子店を中心に、その実家の店を手伝うパティシエールの亜樹、亜樹に想いを寄せるに後輩の澄孝、店の常連で夫の浮気に悩む美佐江、澄孝に想いを寄せるネイリストのミナ、亜樹の婚約者で弁護士として行き詰まっている祐介、そして祐介との婚約を解消した亜樹と、主人公が変わって進行するというよくある構成の連作短編集。前作の芥川賞候補作『男ともだち』に比べると確かに新鮮さはなかったが、パティシエール、ネイリスト、弁護士のお仕事小説に、登場人物達のそれそれの関係がからんだ小説として読んだ。他の千草作品も読んでみたい。2016/02/27
❁かな❁
232
やっぱり千早茜さん大好き(◍′◡‵◍)♡下町の商店街の中にある洋菓子店を舞台に繰り広げられる連作短編集*千早さんの作品を読むのは9作目。スイーツにお詳しい千早さんだけあり、出てくるスイーツの表現がとても美味しそうで素敵♡それぞれの登場人物の気持ちもとてもわかり、切なくなったり、じーんとしたりしました*私は「ヴァニーユ」の澄孝くん、「ロゼ」の美波ちゃんの切ない想いを秘めてるのがたまりませんでした*千早さんの描かれる切なさ優しさがとても好き♡装丁もレトロな洋菓子店の包装のようで素敵♬とってもお気に入りの作品♡2016/02/23




